【東京】カレー専門店の絶品カレー|20選

激戦区とも言える東京。色々なカレーに纏わるコンテストやランキングのイベントも多々、開催されている街。そんな東京で、本格的なインドカレー、欧風カレー、オリジナル溢れるカレーが星の数ほど存在します。スパイス一つをとっても同じ配合は皆無。そして、具材もチキンやビーフ、そして豚肉とこちらも多種多様にあふれている。テレビに紹介された!?では、到底有名に慣れないのが激戦区カレーの東京なのです。店頭から、続く、長い行列を並べば30分以上…そんな専門店のカレーを一つ一つ食べ歩いてみました。東京に来たら、必ず行くべきカレー専門店のカレーをご紹介します。

ラッフルズカリー|東京都台東区(最寄り駅 日比谷線「仲御徒町」駅)

東京には、山手線というグルっと一周、約60分強で、回れる。あれっ!?寝過ごしちゃったという以外、なかなか一周まわってみようかな?なんて思わない。そんなJR山手線の駅の一つに御徒町という駅がある。御徒町は、上野駅と秋葉原駅の間にあり、年末の風物詩とも言えるアメ横が降りてすぐにある。最近は、年末のカニやイクラは、ネットで注文する人が多いかもしれないが、アメ横の掛け合いというか?値段交渉、勢い、そして熱さは、一度は、経験してみたほうが良いと言えるくらいオススメ。

そんな御徒町駅を降りて、歩いて、約5分。多慶屋のすぐ近く(後ろあたり)に、ラッフルズカリーというカレー専門店がある。今日は、ラッフルズカリーのお話です。

オススメはチキンカリー

お昼を少しまわった13時頃に、行ってみた。店の中を覗くとランチタイムなので、ほぼ満員。店は、カウンターだけなので、ドアから中がどんな状況なのか?すぐ分かる。少し待つと、食べ終わった人が出てきたので、入ろうとしたら、「ちょっと待ってください」との声。見てみると、食べ終わった食器を片付け、アルコールで、カウンターを消毒。そして、消毒されたメニューを置かれ、「お待たせしました」と更に声がかかる。やはり、今の時期、アルコール消毒は、ここまでやるんだなぁ~と妙に関心してしまう。カウンターの一番奥の席に座り、メニューを見ると「おすすめ。チキンカレー」とある。んーーー2種盛りもひかれるが、ここは、メニューにも「おすすめ」とあるチキンカリーにしてみた。

黄色?

待つこと3分程度。ライスとカレーが分かれて出てくる。ん?カレーは、黄色?。画像でも分かると思うが、黄色なのだ。確かにカレーは、黄色というイメージが強いが、最近のカレーは、茶色や焦げ茶といったような色が多く…ちょっと新鮮なのだ。まずは、カレーだけ食べてみる。やはり専門店のカレーだけあって、これがなんだこれがあれだというようにピンと来るスパイスが無い。色々と混ざり合っていて…ん…。どちらかというと、スープのようにサラサラしていて、ご飯に吸い込むようなカレー。辛さは、やんわりという感じ。

チキン大盛り

色々と混ざりあったスパイスだが、味は、スパイスを感じるか?感じないか?ギリギリ。スパイスが苦手な人でも十分に楽しめるはず。先程も書いたのだがスープカレーというか?グリーンカレーというか?水分が多い為、ライスに丁度良い感じに染み込む。これが、たまらない。

しかも、チキンカレー。ゴロゴロとしたチキンがこれでもか!というくらいの量が入っている。チキンもカレーが染み込んでいて、抜群に美味い。チキン、そしてヒタヒタのカレー、そしてライス。これ、本当にたまらないのだ。どんどんライスが進み、あっという間に完食。しかしなのである。

汗をかきたければ行くべし

色々とカレーを食べてきて、少しづつだが分かってきたのは、専門店のカレー。特にスパイス系のカレーは、食べた瞬間に、スパイスの香りや辛い!とすぐ分かるものは、ほぼ無い。このラッフルズカリーの「チキンカリー」770円(税込)、食べた後に、カラダがポカポカして、汗だくになる。要するに汗がとまらない。

カウンターには、高菜と唐辛子が置いてあり、辛さが足りない人は、入れている。が…汗が止まらない状態になるので、ノーマルなままでも十分かと思う。

サービスのアイスティーがたまらない

サービスで、カレーと一緒に出てくるアイスティー(ふんわり甘い)が、これまたたまらない。じんわりというか?汗が止まらない中、このアイスティーが、汗をとめてくれるくらいひんやりとして美味しいのだ。やはり、ネガティブなTweetでも有名だが「ラッフルズカリー」人気店の為、ランチタイムは、ほぼ満席。店を出ると2~3人ほど並んでいた。

しかも、お弁当もやっているようで、カウンターで食べているときに、数人がお弁当を購入していった。複雑なスパイスを入れているが、なんとなく馴染みが深いようなラッフルズカリーの「チキンカリー」。次回は、カウンターで頼んでいた人が多かった2種盛りを頼んで他のカレーも食べてみたい。ごちそうさまでした。
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カレーの家|東京都豊島区(最寄り駅 JR山手線「池袋」駅)

寒さを感じる日が増えて来たが、営業マンには丁度いい季節だ。涼しい方が外回りがしやすい。午前中の仕事が片付いたのでランチでも食べるか。そういえば、池袋の西口に気になる名前のカレー屋があったな。今日はそこに行ってみるか。池袋西口(北)を出て小町通の1つ目の角にその名も「カレーの家」がある。店名からしてカレーへの愛情を感じる。こういうネーミングのカレー屋は美味しいところが多い。デカデカと自家製のルーを使用と書かれているので期待大!「カレーの家のルー」は一度オーブンで焼いているようだ。スパイスにこだわるカレー屋は多いが、ルーの作り方にこだわるところは珍しい。早速入ってみよう。券売機で食券を買うスタイル。価格は全体的にリーズナブルで「カレーライス」が550円と良心的だ。「特大カレー」は1.2㎏で990円!安い!店頭にカツカレーの記事が貼ってあったのでここはカツカレーを注文すべきなのだろう。「カツカレー(870円)」を押し、食券を店員へ渡す。

カツカレーのはじまり

今では色んな所で見かけるカツカレーだが、発祥は浅草の「河金」。
常連客がカレーの上にカツを乗せてくれと注文したのが始まりだとか。現在は浅草に河金はないが、入谷と千束に味を受け継いだ「河金」がある。日本最古のカツカレーを一度は食べてみたいな。

サクサクロースかつ

5分程で「カツカレー」が出て来た。薄茶色のルー、艶々と輝くライスの間には、薄い衣をまとったロースカツが乗っている。いかにも「日本のカツカレー」といった感じの飾り気のない見た目。今日はカツから頂こう!カツの衣にはソースもルーもかかっていないためそのままを口へ運ぶ。揚げたてサクサクで肉は柔らかく美味しい。下味を付けているのでこのままでライスが進んでしまう味付けだ。注文後にカツをあげているため、サクサク感が凄い。ルーがしみ込んだ所も何とも言えない美味しさがある。

薄茶色のルー

ルーの辛さはマイルドで中辛と甘口の間。辛さは優しいがスパイスを焼いているせいか、香りがいい。野菜のコクと旨みがあるためさっぱりとしている。例えるなら家で作った3日目のカレーのような深い味わいなのだ。具は入っていないがルーだけで十分勝負できる。ルーが美味しいと具は要らないのかもしれない。こんな気持ちは初めて

カレー味のソース

この美味しいルーをカツにかけて食べてみた。自家製のルーとカツの相性は抜群!さっぱりとしたルーがソースになりカツの美味しさを2倍3倍にしてくれる。この組み合わせでライスが進まない訳がない!最後の一口まで飽きることなく完食!カツカレーはこってりした食べ物だがカツの衣が薄く、ルーがさっぱりしているのでぺろりと食べてしまった。「カレーの家のカツカレー」は美味しい。次回使えるサラダorコロッケの無料券をもらい店を出た。
ご馳走様でした。

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カリ~アンドスパイスバルカリ~ビト|東京都千代田区(最寄り駅 JR中央線「飯田橋」駅)

千代田区はカレー区と言っても過言でないほどカレーの名店が多い。神保町、飯田橋、淡路町、丸の内は老舗のカレー専門店から、新鋭のおしゃれカレー店までと幅広い。今日は口コミでも評価が高い「カリ~ビト」を目指して、カレーの激戦区「飯田橋へ」向かった。何度となく美味しい「カレーライス」を求めて飯田橋に来ているが、今日は特に期待している。なぜなら路地裏にあるカレー店は、ハズレがないから。きっと間違いなく美味しいだろう。しかし過度な期待は禁物なのも知っている。

場所は東西線以外のメトロ線で来る場合はA4出口(東西線の場合はA5出口)から出て目白通りを2分程歩き、「飯田橋三丁目」交差点を過ぎた一つ目の路地を左に入ると見えてくる。平日の13時に来たが、すでに2人並んでいた。さすが人気店!入り口には「このままお待ちください」の文字。その下にはコロナ対策のためのポリシーが書かれている。この時期だとしっかり対策をしているかどうかも入店動機になる。ここは大丈夫そうだ。

路地裏の人気店

15分ほど待つと店内から3人出てきて私を含めた待ち客全員が入店できた。店内に入ると左側に小さな券売機がありそこで食券を買うようだ。初めて来たので店員におすすめのカレーと人気のカレーを確認。おすすめは日替わりの「豚バラとブロッコリーのカリー」、人気は定番の「チキンカリー」。「お好きなカリー2種(980円)」を注文すると両方選べるとのことなのでそれを選択!通された席に座り食券を渡す。席には店主のカレーへのこだわりとポイントカードの説明が書かれている。ポイントカードは還元率がよく、12時台を外せばランチでもポイントが2倍になる。ポイントが貯まるとトッピングやドリンクをサービスしてくれる。しかも嬉しいことに来店2回に1回はサービスが受けられる。これは通うしかない。5分程待つと、待ちに待ったカレーが出て来た!

ほかほか炊き立てライス

黄色が眩しい!!見るからに美味しそう!!カラフルな色合いの付け合わせも気になる!まずは黄色いライスを一口。ターメリック特有の苦みと香りが広がる。ライスは程よい水分で炊かれていて美味しい。

ここはこだわりにも書かれているように、ライスは一日分を一気に炊かず、少量ずつ炊いて、炊き立てを提供しているようだ。こんなに手間がかかることをやるなんて感激だ。

酸っぱいトリオ

お次は、気になる付け合わせ3種類をを実食。ニンジンを千切りにしたアチャールはレモンを使ったような優しく爽やかな酸味とニンジンの甘みを感じる。これはカレーの合間に食べるとよさそう。芝付けのような赤紫色の付け合わせは紫キャベツのザワークラフト。ちなみにザワークラフトとピクルスの違いは、自然発酵で酸味を出すのがザワークラフト。お酢を使うのがピクルス。これも強い酸味はないがキャベツの甘さとほのかな酸味がある。白い野菜は白菜のサラダでこちらにはクミンと甘酸っぱいドレッシングがかかっている。これはカレーに混ぜても合いそう。

香りとコクの「カリー」

一通り味見が済んだので、「豚バラとブロッコリーのカリー」を頂く。トマトの香りと酸味が広がる。ラストでココナッツミルクの香りが追いつく。ココナッツミルクだけでは出せないコクをヨーグルトで補っているようで全体的にまとまりがあって美味しい!豚バラを食べてみる。噛むと口いっぱいに旨味が広がる!!うーん!最高!!豚バラはごろごろと大きくカットされ、食べ応えがあって凄く美味しい。程よい辛さがルーを引き締めている。

次は「チキンカリー」を頂く。クローブの香りと玉ねぎの香りがふわっと広がり、美味しい!!後から後からどんどん食べたくなる。チキンはよく煮込まれていてほろほろと崩れ、程よい辛さがある。油は殆ど使われていないようでさらっとしている。ニンジンのアチャールと混ぜて食べると、アチャールの酸味がルーの中できいてくるのでさらに食欲が出てくる。もう止まらない!トッピングされた生の玉ねぎも混ぜるとアクセントになって美味しい。カレーには炒められた玉ねぎが使われているが、生は食感も香りも違うのでカレーに入っているとより美味しくなる。もう終わり?と思ってしまうほどあっという間に完食してしまった。

「カリ~ビト」の「チキンカリー」、「豚バラとブロッコリーのカリー」カレーは香り、酸味、コクのバランスが絶妙でたまらなかった!味もいいが、サービスも充実しているのでこれからも通いたい。
ご馳走様でした。

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Holyhead|東京都豊島区(最寄り駅 JR線「大塚」駅)

昼間はカレー屋、夜はバーと二毛作のお店。最近はこういうスタイルのお店が増えている。これは時代のせいなのか?大塚の「Holyhead」は口コミで「カレーライス」が美味しいと評判なので会社から近いこともあり先輩と行くことにした。東池袋4丁目駅から「さくらトラム」で2駅目「大塚駅前」で降りる。再開発で綺麗になった大塚駅。平日の13時すぎだが人通りがかなり多い。コロナだろうが、残暑だろうがどんな状況であれ、結局日本人は外出が好きだ。

裏路地の穴場感

大塚駅から「向原」方面に線路沿いを歩くと坂の途中の路地に「 Holyhead」がある。夜専門のお店が多い路地なのでこんなところにカレー屋があるのだろうかと思うが、あるのだ。店内入り口には写真付きのメニューが置かれている。入りづらい店には写真付きメニュー。これはマストだ。店内に入ると客はおらず、がらんとしている。店内は15人ほどが入れる広さ。他に客がいなかったので4人掛けの席に着席した。

魅惑の甘み。旨味爆発カレー

今日はせっかく2人で来たので人気のカレーを一つずつ頼むことにした。「ぎゅうすじカレー」と「チキンカレー」を注文。ともに値段は850円。10分程でカレーが出て来た。お互いに試食。まずは一番人気のぎゅうすじカレー。すじ肉とカリっと揚がったジャガイモが乗っている。

ぎゅうすじカレーは玉ねぎの香りが最高。旨味爆弾!!甘口で牛の旨味、玉ねぎの甘みと旨味が凝縮されていてものすごく美味しい。甘口カレーなら都内1かもしれない。それくらい美味しいのだ。ここまで美味しいとカレーに辛さって必要無いのではと思ってしまう。辛いのが苦手な人、カレーが苦手な人に是非食べてもらいたい。すじ肉はぷるっとした食感がありこれもいい。

とろけるチキンの旨味カレー

次はチキンカレーを実食。チキンカレーにも油で揚げられたジャガイモが乗っている。食欲をそそるスパイスの香りがするが辛さは殆ど無い。

低温調理されたチキンがクリームのように柔らかくとても美味!もも肉を使用している。チキンにもスパイスの香りがついていて仕込みをしっかりやっていることが分かる。ライスの量は普通。ふっくらとしていて美味しい。固さも残しているのでルーを吸い込むとちょうどいい。ぎゅうすじカレーもチキンカレーも油は結構入っているが嫌な脂っこさはない。どちらもとても美味しい。海外の人に日本のカレーは美味しいといわれるのはこういうカレーが存在するからなのかもしれない。料理に甘みを隠し入れるのは日本人が得意とする味付け。希少な感覚なのだ。個人的な評価として大変美味だった。ここは夜はバーになりスポーツ観戦も出来るようになっているよう。夜でもカレーの注文は可能とのこと。会社からも近いのでランチにまた行ってみようと思う。ご馳走様でした。

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カレーは飲み物。池袋店|東京都豊島区(最寄り駅 JR線「池袋」駅)

今日も暑いがそろそろ残暑も終わり?そんな気配を感じる8月後半。なぜだか無性に「カレーライス」が食べたくなる。池袋にいることだし以前から気になっていたカレーは飲み物。 池袋店」に行くとしよう。

「カレーは飲み物。」は関東に6店舗構える人気店。店名のカレーは飲み物は、「カレーへの愛の表現」だそう。店主の並々ならぬ「カレー愛」を感じる名前だ。場所は池袋西口から10分ほどの大通り沿いにある。

アレンジ自由自在

店舗に着き早速メニューを確認。メニューは欧風の黒カレーとインド風の赤カレーの2種。ライスの量は小盛り、中盛り、大盛り、山盛りと4段回に分かれており価格はどれも同じなのでガッツリ食べたい学生や男性に人気とのこと。ルーには肉が入っているが10種のトッピングから3つが無料で選べる。とりあえず勝手が分からないので店員に一番人気のカレーを聞くと「赤カレー(850円)」とのこと。今回は初めて来たので一番人気の赤カレーにしよう。山盛りを頼んでも同じ金額なので山盛りにしよう!!!トッピングは王道のフライドオニオン、フライドガーリック、パクチーにした。

甘みとコクの正体

店員に食券を渡すと3分程でカレーが来た。ルーはライスとは別皿になっており、ルーがなみなみに盛られている。ライスは白米を想像していたが黄色がまぶしいターメリックライス。山盛り(450g)を頼んだのだが、ピラミッドのごとくどっしりと鎮座していて、メインはライスなのではないかと思うほど。インパクトが凄い。まずはルーを一口。インドカレーベースのチキンカレーだが、玉ねぎを限界まで炒めて甘さを出しているのでコクがあり美味しい。

決め手はパクチー

具材にはトマトと羊肉ミンチを入れているが、羊肉の臭みや食感は感じられない。言われてもわからないほど。お店では欧風の黒カレーと相対して辛口と謳っているが、一般家庭の中辛くらい。トマトの酸味と玉ねぎの甘味がいいバランスをとっているので、辛味がさわやかに感じられる。チキンもごろっとしていてボリュームがある。サラサラとしたルーは少しづつかけながら別々に食べるも良し、豪快にライスにかけて食べるもよし。カレーに正解はないのだ。今回トッピングしたフライドオニオン、フライドガーリック、パクチーこの3つはカレーの王道、必須アイテムと言って良いい。トッピングで迷ったらこの3つを選んでほしい。パクチーは好みが分かれるが、インドカレーには是非合わせて欲しい。元々カレーのスパイスにはパクチー(コリアンダー)は必須だから合わない筈がない。

病みつきジャンクフード

酸味と辛味が交互にやってくる。美味しい!ご飯が進む!山盛り(450g)を頼んだが、あっという間に無くなってしまった。本格インド料理のようなスパイスの複雑な味わいを感じるわけではないが、スプーンが止まらなくなる。正に「病みつき」。インドカレーをベースにしながら、まるでジャンクフードを食べているような心地にさせる不思議なカレー。
ご馳走様でした。

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恋とスパイス 新宿中村屋|東京都千代田区(最寄り駅 JR線「東京」駅)

今日は東京駅にきたのでここでしか食べられないカレーを食べよう!そう決めてグランスタ地下1Fにある新宿中村屋がプロデュースした「恋とスパイス」へ向かった。新宿中村屋と言えば本格インドカリーだが果たしてどんな「カレーライス」が出てくるのか楽しみだ。

恋のはじまり?

店舗に着くと、壁にモニターがついており、メニューを掲載している。こうやって視覚に訴えかけられるとどうも弱い。黄色やピンクが眩しいカラフルなカレーが目につく。入店するとモニタータイプの券売機がお出迎え。早速メニューを確認すると先ほど入り口で見たカラフルなカレーを発見!名前は「恋のチキンカリー(980円)」。カレーにまで「恋」が入っているが、なぜ恋なのだろう。気になる。恋も気になるから始まるのでその辺が恋を感じさせるのかもしれない。気のせいかもしれないけど。案内された席に着席。夕食どきの19時台で20席ほどの店内は5組の客が入っている。少し寂しいが、コロナに気をつけたいこのご時世には丁度いい。

恋の香り?

お冷を出されたので飲んでみる。カルダモン水とのこと。カレーのスパイスで使われるカルダモンが入っているのかな。うん?普通の水じゃない!甘くて花のような香りがするぞ。クセがなくとても飲みやすい。カルダモンにこんな使い方があるなんて知らなかった。カレーを食べる前からスパイスを口にするなんてちょっとフライング気味かな?そんなことを考えながらいると5分ほどで「恋のチキンカリー」が出て来た。実に綺麗な色合い!青々とした私の苦手なパクチーが控えめに入っている。ちなみにパクチーは要らないと言えば無しにも出来る。今回は取材の為パクチー入りで注文した。

恋もいろいろ

まずはルーを一口。スパイスの香りが広がる。特にクローブの香りが強い。店員に確認するとスパイスはガーリック、シナモン、オールスパイス、クミン、ローリエ、クローブ、カルダモン、ターメリック、ブラックペッパー、レッドペッパー、カレーパウダーが入っているとのこと。辛すぎずとても美味しい。香りのあるカレーは食べるほどに不思議と食欲が増す。これがスパイスの力なのか。

トッピングの紫キャベツの甘酢漬けや、フライドオニオン、ポルサルボル(鰹節のふりかけのようなもの)を一緒に食べると風味が少し変わり、味変が楽しめる。標準の恋のチキンカリーを選んだが、トッピングを全てつけても300円近くしか変わらないので、こちらの方が色々楽しめてお得かもしれない。最近は見栄えのいいカレーと出会う機会が増えてきたが、やはり見た目は大事。

テーブルの薬味もこだわりを感じる。ここにもカルダモンが使われているようだ。メニューはビーフカレーやチキンカレーなどカレーの種類が豊富なので、次回行く時は他のカレーにしてみようと思う。もちろん苦手なパクチー抜きで。しかし、店名のヒントが無いか探し回ったが最後まで恋×スパイスの意味は分からなかった。これも次回の宿題にしよう。
ごちそうさまでした。

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とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 飯田橋店|東京都千代田区(最寄り駅 JR線「飯田橋」駅)

ここ数週間灼熱の暑さが続き、ぐだついている自分に活を入れたくなった。活を入れるにはカツだけに「とんかつ」だ。とんかつと言えば「檍」じゃないか?以前、銀座の檍が満席で入れなかったことがあったので檍に対しては必ず行かなければいけない店という意識があった。そういえば、「とんかつ檍のカレー屋」があったよなと思い出し、会社からほど近い飯田橋にある「とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 飯田橋店」に行くことにした。ここなら「カレーライス」と「とんかつ」を同時に食べることが出来る。飯田橋と言えば「神楽坂」だが「とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 飯田橋店」は神楽坂とは逆側にある。神楽坂といえばフランス。「旧東京日仏学院」があるためやたらとフランス人が多い。フレンチビストロも多い。フランス料理と言えば「豚肉」を使う料理が多く、もともと「とんかつ」はフランス発祥の料理だが、それも関係しているのだろうか?何となく「檍」が出店するのには違和感がある場所だ。店舗は有楽町線の飯田橋駅から徒歩7分程。メトロの飯田橋駅は構内がぐちゃぐちゃしているので地上に出るまで時間が掛かり結構ストレスになる。「JR飯田橋駅」を使うことをお勧めする。

さすがとんかつの名店

駅を出て店に向かう途中にノスタルジックな純喫茶がいくつもあり、これもまた味があっていい。7分程歩くと目白通り沿いにとんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 飯田橋店」が見える。店内入り口に食券機があり、食券を購入。初めてということで一番人気の「ロースカツカレー(1,200円)」にした。店内に入ると満席で100%男性客。女性一人だと入りずらい。コの字型のカウンター奥に着席、食券を渡し、15分程で「ロースカツカレー(150g)」が提供された。ライスとキャベツの上に分厚いとんかつがどーんと鎮座。見よ!この存在感を!!

主役の取り合い

ルーは安心感がある茶色いルー。家のカレーと似ているぞ。見るからに美味しそう。まずはルーを一口。辛い!!!美味い。スパイスの香りもいい。はっきりとしたスパイスの辛みと香りが感じられる。「かつカレー」なのでルーはおまけくらいかなと思っていたが大間違い!しっかりとした存在感がある。ルーの中にも、ころころとした豚肉が入っていてこれも柔らかくて美味しい。肉尽くしなので肉好きな私には大変嬉しい。

塩で味変?

ライスは多め、固めでしっかりしている。次にとんかつを実食。ソースが結構すっぱい。せっかくなのでおすすめの岩塩をつけて味変も楽しもう。さて塩でどこまで変化するのだろうか。

まずは「ピンクロックソルト」
はっきりとした塩味があり、とんかつの味が引き締まる。

次に、おすすめの「ヒマラヤ岩塩ナマック」
うん?なんだかゆで卵みたいな香りがするぞ。しかし旨味がある。これはとんかつの旨味を倍増させてくれた。これも癖があるがいい。

最後は1番見た目が普通な「テキサス岩塩」
これは美味しい!!!とんかつに1番合う。塩味は強すぎず、縁の下の力持ちという感じで、とんかつの美味しさだけを引き立たせる。塩だけでこんなにも味が変わるのか…塩侮れない!ソースは酸味があって最初の一口目はしっくり来なかったが、後半油に飽きてくると酸味がさっぱりして丁度いい。食べ方としては最初に塩、後半にソースと味を変えると飽きが来なくて食べやすい。檍の豚肉は「SPF豚」を使用しているため病気に強く、もちもちとした食感と甘みが特徴とのこと。確かにもちもちとした弾力と甘みがあって美味しかった。評価として評判通り。カレーもとんかつも凄く美味しくて凄いという言葉しか出てこない。「檍」のカツカレーは200点なのだ!普通のカツカレーがとんかつ50点、カレー50点のところ檍はとんかつ100点、カレー100点。どちらも主役。本気のカツカレーだ。味と質を考えると1200円でこのクオリティは考えられない。お得すぎるので是非行ってほしい。ボリュームがかなりあるので空腹で行くことをお勧めする。

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トミヤマカレー|東京都豊島区(最寄り駅 JR線「大塚」駅)

カレー激戦区池袋のお隣「大塚」に新宿の「カレーライス」の名店「草枕」で修行したオーナーが「トミヤマカレー」をオープンしたとのことで早速調査に行くことにした。草枕修業後、2018年梅ヶ丘に間借でスタートし、今年大塚駅南口にオープン。大塚は間違いない店が多いと、ひそかに囁かれている。そんな実力店ひしめく大塚に黒船到来か?期待が膨らむ。店舗はJR線「大塚駅」南口にあるサンモール商店街入ってすぐの右側にある。もちろん「都電さくらトラム」の「大塚駅前駅」からも近く、JR線、都電共に徒歩1分の場所にある。

合い掛け一本勝負

黄色いバックに緑の文字が眩しい看板が昭和の雰囲気を残す商店街でひときわ目を引く。外観がポップで分かりやすく、間違えようがない!分かりにくいカレー屋が多いがこういう外観は安心するし、何より入りやすい。入店しメニューを確認すると日替わり合い掛け2種のキーマカレーのみ。優柔不断な私には、一択という選択肢は非常にありがたい。しかも飽きないように日替わりとなっているのでこれなら毎日でも通える。

魅惑のキーマカレー

今日の日替わりカレーは「人参と豚のキーマ」、「ゴボウと鶏のキーマ」の2種。トッピングにゆで卵、ほうれん草を選択し注文。値段は1,300円。ここは他の日でもキーマカレー以外は出さない「キーマカレー専門店」のようだ。厨房を見ると店員がサラサラとしたルーを直接ご飯の上に注いでいる。待つこと5分。カレーが運ばれて来た。先ずは「人参と豚のキーマ」。

最初に感じるのは野菜の優しい甘み。甘みの中にクローブ、カルダモンの爽やかな香りが鼻に抜ける。同時に豚肉のコクが口全体広がる。美味しい!食べ進めると辛みが口に残る。続いて「ゴボウと鶏のキーマ」。こちらも野菜の甘みから始まり、ホールスパイスの爽やかな香りが鼻に抜ける。鶏ひき肉を使っている分こちらの方があっさりしている。

キーマでインド旅行気分

スパイスの複雑な味わいは、まるでインドに来た錯覚に陥る。人参とごぼうを個々に食べると瞬間的に日本に帰ってくる。旨味がギュッと詰まった人参とごぼうは、まるで田舎のおばあちゃんが作ってくれた煮物のように優しく懐かしい味がした。

もう一度カレーを口へ運ぶ。辛みが口に残り、トッピングされたゆで卵を食べるといい具合に辛さが中和される。これはマスト!辛いのが苦手な人はトッピングを温泉卵に変更が出来るのでこちらもおすすめ。日本らしい優しい味わいと刺激的なインドの味わいが混じり合い、何度も日本とインドを行き来した。これはまさに「口の中のインド旅行」といっていいだろう。途中から2種類のカレーを混ぜ合わせて、より複雑な味わいを感じながら食べていく。あっという間に完食した。毎日メニューが変わるので次はどんな感動をくれるのか。お店を出る頃には次来る日のことを考えていた。
ごちそうさまでした。

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カレー専門店 クラウンエース 上野店|東京都台東区(最寄り駅 JR線「上野」駅)

今日は湯島の「クローバー」で刺激的なカレーを食べたが、急に落ち着く「カレーライス」が欲しくなったので帰る方向も考え上野駅に近い「カレー専門店 クラウンエース 上野店」に行くことに決めた。昔から存在を知っているが女性一人で入りずらい雰囲気を出していて避けていたので今日は勢いで訪問してしまおう。居酒屋が多い上野・アメ横エリアで、はしご酒ならぬ「はしごカレー」をやる。これはカレー好きでもやる人は少ないだろう。

御徒町駅方面から来たので「アメ横」から線路を挟んだ「御徒町駅前通り」を上野駅方面に歩くと、左側に「カレー専門店 クラウンエース 上野店」が見えてくる。

ちなみに上野駅側から行くと「御徒町駅前通り」すぐ右側に見えるので上野駅から行くと便利だ。

スルー出来ない存在感

「カレー専門店」という看板を出し、昭和48年創業とかなり安心出来る。外観からして年季が入っているのが分かる。ザ・昭和なのだ。このレトロ感が実にいい。

エース級の早さ!!

店内に入るとすぐ左に食券機が置かれていてそこで券を買うのだ。ここの一番人気は「カツカレー」との事なので「カツカレー(500円)」を注文することにした。買った食券を店内奥の厨房スタッフに渡し、待つこと1分ほどで出て来た。小さめのカツが乗っていて美味しそう!香りもいい!福神漬けは乗っておらず、セルフで入れるようだ。冷水器の横にらっきょと福神漬けが置かれていたが、よそるのが面倒なのでそのまま席を探すことにした。壁沿いの席には椅子があり、空いていたので座ることにした。店内中央に席があるが、そこは立ち食い席になっている。

コクのビーフカツカレー

茶色とも黄色ともいえない褐色のどっしりとしたカレー。ライスはつやつやで美味しそう。まずはルーを一口。大人が納得する程度の程よい辛さがあり、牛の旨味を感じることができる。ベースはビーフカレーと見た。次にカツを頂く。うん?二度揚げしたような食感がするぞ。外はかりかり、中はぱさぱさ。カツは要らなかったと思ったが、ルーそのものは非常に美味しい。たとえお腹が空いていなくても美味しく食べられる優秀な味。入っている牛肉は具としての存在はないがルーに溶け込んでいるため隠し味として存在している。それが良さなのだ。

よく溶けているため、コンビーフのようになっている。ビーフカレーにごろっとした塊肉が入っていたらきっと空腹でないと食べる気は起きないだろう。しかし、具として肉が無ければ小腹が空いたなという時でも食べられる。物足りなかったらトッピングすれば解決する。実に勝手がいい。「ココイチ」や「上等カレー」のような具なしカレーを出しているところはルーに旨味があり具が無くても美味しい。ここも同じようにルーだけでカレーが成立する。要するに完璧なルーなのだ。個人的な評価として500円なのに凄く美味しかった。500円にしては美味しいでは無く、500円なのに美味しいという表現がピッタリだ!!

大衆店のプライド

何十年もお値段据え置きで企業努力をしているし、コロナやなんやで大変な時代だがずっと続いて欲しいと思った。そして「おっさん」が多いイメージだったため避けていたことを後悔。確かに中年男性が多かったが、恥ずかしさを捨てていればもっと早くこの店に出会えていたのに。上野に来たらまた行きたい。

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デリー 上野店|東京都文京区(最寄り駅 東京メトロ 銀座線「上野広小路」駅)

今日は御徒町の「吉池」に行く用事があったので寄ることにした。昨夜から爆弾低気圧が来ていて天気が不安定だったが上野駅から歩く。JRの中央改札口を出て上野広小路亭方面に歩く。富士そばの角を右に曲がり300M程進むと「デリー」がある。1956年開業の老舗カレー専門店「デリー上野店」は柏の名店「ボンベイ」のシェフなど多くの名店シェフが修業し、独立していった。暖簾分けだと、「高岡デリー」、「札幌デリー」、「新川デリー」があり日本のカレー屋の原点ともいえる店なのである。現在直営は都内に3店舗あり、本店は上野店。実は私自身、何度も来店していて「デリー」の大ファンなのである。カレー好きは一度は来店するであろう「カレーライス」の名店中の名店。人気メニューは「カシミールカレー」と「コルマカレー」この二つは中毒性が高い。

徹底したコロナ対策

日曜日の16時に訪問したが、すでに3組が並んでおり店の外で待つことになった。待っていると店内からスパイスのいい香りが漂って来てこの香りだけで空腹感が増してしまう。

カレーが待ち遠しい。今日は「コルマカレー」を頼もうと決めていた。10分程で中に案内された。空いている席を見ると店員が忙しそうに消毒用のスプレーを吹きかけて掃除をしている。店内がかなり狭いので密になりやすく頻繁に消毒をしているのだろう。飛沫防止の為席には透明の板が取り付けられていた。相席が基本だが、これだけしっかりと対策をしていると安心感が持てる。席に着くとテーブルにルーをかける用のスプーンとカレーを食べる用のスプーンがセットされていた。すぐに店員を呼び「コルマカレー(1,020円)」を注文した。

主役と脇役のいいコンビ

5分程でライスが出て来た。大きな丸い皿に平べったくライスが盛られている。結構量がある。ライスが来てからさらに1分ほど待つとルーが来た。ステンレス製で楕円型のカレー皿にルーが盛られている。デリーの良さは単に「カレー」が美味しいというわけではない。脇役(漬物)も美味しいのだ!

テーブルの上にあるステンレスの入れ物の中にはアチャール(玉ねぎの漬物)とキュウリの漬物が置かれていて、これをカレーと一緒に食べるのが常連の食べ方なのだ。

まずはアチャールをライスの上に乗せる。よし、準備は整った。ライスとアチャールだけで食べる。うーん!美味しい!玉ねぎの甘み、苦みがよいバランスでライスと合う。ライス自体がとても美味しい。さて次はジャガイモ、チキンをライスに乗せる。ジャガイモとライスだけで食べてみる。甘い!ジャガイモとライスの甘みの一体感が何とも言えない。美味なのだ。チキンとライスで食べてみる。チキンはもも肉でぷりっとしていて美味しい。カレー屋の「カレーライス」のチキンはルーと煮込まれていることが多いが、デリーはルーと具は別に調理されているため、しっかりと具の旨味を感じることができる。

無限にループする美味しさ

さてとやっとルーの出番だ。ルーをライスにかけて口へ運ぶ。玉ねぎの甘い香り、ニンニクの食欲がわく香り、スパイスの上品な香り広がる。しっかりとした酸味も感じられる。美味しい!すごく美味しい。玉ねぎを炒めたときの油なのか、油のこってり感もある。二口目はアチャールとルーを一緒に食べる。最高!!!生玉ねぎのシャキシャキとした食感と甘さがたまらない。スパイスの苦みも感じられどんどんライスが進む。これぞ美味しいカレー!汗がじっわと出てきて食べていると頭がすっきりしてくる。スパイスのパワーを感じる。これがデリーの「コルマカレー」だ!「コルマカレー」は一人前に玉ねぎを1.5玉も使っていて、それを焦がさないように黒くなるまで炒める手間のかかっている貴重なカレーなのだ。ちなみにかすかに感じる酸味は梅干の酸味なんだとか。私の中ではナンバーワンのカレーであることは間違いない。何度食べても本当に美味しいし、何度も食べたくなる。また上野に来たら食べに行くぞ!

ご馳走さまでした。

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上等カレー 新大久保店|東京都新宿区(最寄り駅 JR線「新大久保」駅)

うだるような暑さが続く東京は今日も38度を超えている。つい10年ほど前は38度という気温はまずなかった。いつから日本の夏はこんなにも過酷な季節になったのだろう。今日は特に暑いが、暑かろうが、寒かろうが営業マンには関係ない。新大久保まで来たので近くのカレー屋を探してみた。近くには東京のカレーランキング上位に入ってる「SPICY CURRY 魯珈」やキタナシュランでお馴染み「牛すじカレー 小さなカレー家」がある。名店に行きたいが、この暑さでさすがに歩くのは辛い!諦めて駅前の「上等カレー」に行くことにした。新大久保駅の改札を出て右に行くと80メートルほどの距離に「上等カレー」がある。大阪に本社を置く「上等カレー」はここ最近東京でも見かけることが増えた。都内に6店舗あるが入るのは初めて。店内入り口では外国人店員が看板を拭いていた。

カツカレー専門店?

店内に入ると右側に食券機が置かれていて先に食券を買い、店員に渡すスタイルのようだ。カレーの種類はカツカレーがほぼデフォルトで「ほうれん草カツカレー」、「チーズカツカレー」などとなっている。初めて来たこともありここは普通の「カレーライス(490円)」にしよう。食券機で「カレーライス」を押し、食券が出たのでキッチンの店員に手渡す。

ちょっぴり寂しいカレー

3分程待つとカレーが到着。「上等カレー」と書かれた皿の上にカレーが盛られている。見るからに甘口を連想させる黄色がかった茶色いルー。見た目は具なしだが、細かな肉片のようなものが確認できる。おそらく牛だろう。ココイチと同様に具はトッピングして成立するカレーのようだ。やはり具がないカレーは寂しい。しかし自信をもって出しているからこそメニューに「カレーライスが」あるのだと思う。店員が言うには、普通の「カレーライス」は他の「カツカレー」よりルーの量が多いとのこと。

魅惑のスイートカレー

一口食べてみると玉ねぎの甘い香りとスパイスの香りが広がる。肉の旨味、野菜の旨味が融合し、スパイスが両方の良さを引き出している。スパイスの香りがしっかりと感じられるが、ルー自体は甘口。甘口だが輪郭がぼけているような甘口ではなくメリハリがある。とても美味しい。日本人が好む味!具がないから食べ応えがないというわけではなく、ルー自体の旨味がすごいので十分満足できる。ライスもふっくらと炊かれていて美味しい。全体的にコクがあるが脂っこさがないので食べやすい。

気になるトッピング

周りの客が何を注文しているか気になったので見てみると様々。大体がカツカレーにトッピングをしている。トッピングのメニューが気になったので見てみると「ぎゅうすき」があった。これはあまり見かけないので気になってしまった。「ぎゅうすき」のトッピングをしようと思ったが気づいた時には残り三分の一程になっていたので今日は諦めることにした。その代わり福神漬けをたっぷりと入れた。結構量があったが、美味しくてあっという間に完食してしまった。正直、甘口カレーを甘く見ていたがこれは侮れない。また来たいと思う中毒性があるカレーだった。次回は絶対カツカレーを食べよう!
ご馳走さまでした。

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Putali Cafe(プタリカフェ)|東京都豊島区(最寄り駅 JR線「池袋」駅)

平日の正午 気温は38度。鵜仇るような暑さだが美味しい「カレーライス」を食べるために歩く。真夏の中の真夏。東池袋駅を出て歩くと1分ほどで全身の毛穴から汗が吹き出してきた。きっと頑張って歩けばカレーの味も格別になるに違いない。そう思い口コミでも人気の高い「Putali Cafe」へ向かった。

ネパール出身のシェフが作るカレー専門店。毎日挽きたてのスパイスを使用し、カレーを入れる器もオーナーの手作り。看板メニューのカレー以外にもネパール料理があり、メニューが豊富。場所は、池袋駅と東池袋駅から徒歩10分ほどの春日通り沿いにある。

可愛くて入りやすい雰囲気

10分程でお店に到着。おしゃれなカフェのような外観で入りやすい。

カレー激戦区の池袋エリアの中でも美味しいと評判なのでとても期待している。入店すると愛想のいい外国人店員が席に案内してくれた。

初めて来たのでここは一番人気のカレーライスを注文したい。店員に「一番人気のカレー」を聞くと「チキンカレー(800円)」とのこと。なのでチキンカレーを注文。3分~4分程でチキンカレーが出て来た。

可愛さ推し

ルーには生クリームで描かれたスヌーピー。可愛くて食べるのがもったい!!たくさんの野菜が溶け込み、深みのあるトマト、さわやかなコリアンダーとフェンネルの香り、玉ねぎの甘い香りがする。

見た目にはほろほろとした何かが見えるのだが現時点では何かは不明。一見もったりとしていて濃厚さが特徴的だが不思議と脂っこくなく、いくらでも食べられてしまうくらい軽い。

コクと旨味の共演

ライスはふわっとした質感で艶がありとても美味しくライスの量は少な目で注文したが多め。具には大きめにカットされた鶏モモ肉がゴロゴロと入っている。鶏肉は煮込みすぎておらず、弾力を残しながらも柔らかくおいしい。鶏肉だけでもかなり食べ応えがある。

ぺろりと完食。器には手書きのイラストが描かれていて、つい笑顔になってしまった。とにかく美味しい。とてもおいしい。旨味、コク、甘みのバランスが素晴らしい。スパイスの香りがよい。結構ボリュームがあったがもうないの?と思うくらい恋しい味なのだ。

コクと旨味の正体

食後、オーナーにカレーの材料を聞いたところ、キッチンを見せてくれた。ほろほろとした旨味とコクの正体はカシューナッツとのこと。

だからコクが在りながらも脂っこさがなく一体感があるわけだと納得。

食欲をそそる複雑な香りの正体

スパイスはターメリック、ガーリック、フェンネル、レッドチリ、コリアンダーなど30種類以上を使用している。上質な煎りカシューナッツを一晩水に漬けふやかしてからペースト状にし、スープにするそう。ふやかさずにペースト状にするとナッツの油分が強くなってしまい脂っこいルーになってしまうのだとか。家庭で作るカレーは、あるものを適当に入れて作ってしまうことが多いので、特段カレーは特別なものという意識がないが、カレー王国ネパールの職人が作るとこんなにも手間がかかっていて特別なものなのだとありがたく感じる。うーんネパール素晴らしい!

スパイスや具材も順番に入れ、5時間煮込んでやっとお店に出せるのだとか。作り方を聞いたのだが大変なのでとても真似する気になれない。真似したところでこんなに美味しく作れるわけがないのでやっぱり通って食べるのが1番。定番カレーは日本人好みの味になっているが、もちろんネパールカレーもあるので本格カレーが食べたい人の欲求も満たしてくれる。どのカレーも全体的にボリュームがあり、どれを食べても美味しいので安心して注文できる。
ごちそうさまでした。

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ナイルレストラン|東京都中央区(最寄り駅 日比谷線「東銀座」駅)

日本で一番歴史あるカレー専門店「ナイルレストラン」歌舞伎座からほど近い昭和通り沿いにあるナイルレストランはインド人独立運動家A.M.ナイル氏が1949年に開業。A.M.ナイル氏の次男であるG.M.ナイル氏が後を継ぎ、現在はG.M.ナイル氏の長男 善己ナイル氏が3代目を継いでいる。著書やオリジナル商品、コラボ商品などをプロデュースし、現在国民食となったカレーを日本中に広めたカレーの歴史ともいえる名店。

絶えない行列

日比谷線、都営浅草線 東銀座駅A2出口から徒歩1分の昭和通り沿いにあるピンク色の外観が特徴。この日は日曜日の正午に来店。すでに3組ほど外で待っていたので後ろに並び20分程待つと、現在のオーナー善己ナイル氏が店内に案内してくれた。

夜でも食べられるランチ

銀座の老舗特有の敷居の高さはなく、アットホームで老若男女問わず人気がある。ナイルレストランの一番人気は9割以上が注文するチキンレッグをまるごと1本使ったムルギーランチ。ランチという名前がついているが、いつでも注文可能。

半強制型カレー

1F中央の席に着席すると流暢な日本語を話すインド人店員が注文をとりにきた。店員が「定番でいい?ムルギーランチ」というので反射的に「はい」と答えてしまった。まあ初めて来たのでみんなが注文するであろうメニューにしようと考えていから良しとしよう。「ムルギーランチ(1,500円)」を待つ間に店内を見回すと先代のG.M.ナイル氏の著書が置かれ、かなりのインパクトがあった。他にもオリジナル商品も多数あり、商売っ気が強い。3分ほどで「ムルギーランチ」が到着。

圧倒的な存在感のチキンレッグ

大きなステンレス製のお皿には、これまた大きなチキンレッグと黄金に輝くターメリックライスが盛られ、見た目から食欲をそそる。アニメに出てきそうなサイズのチキンレッグは見てるだけでウキウキしてしまう。黄色みがあるルーはどこか安心感があり、きっと辛くないんだろうなと想像する。

ムルギーランチの食べ方は全部混ぜスタイル。ルーはクローブと玉ねぎの香りが感じられ、野菜の甘さと、さわやかな後味が特徴。確認するとクローブ、ナツメグ、ターメリック、クミン、カルダモンが使われているとのこと。野菜を煮込んだ自然なとろみがあり、油の量は少なめ。ボリュームがありながらもさっぱりと食べられる。インドカレーと日本のカレーのいいところをうまく融合させたような印象。

素材へのこだわり

チキンレッグは店員がナイフで骨を外し食べやすい大きさにカットしてくれる。よく煮込まれていてほろほろと崩れる柔らかさ。これだけ煮込まれているので鶏の旨味がないのではと期待感を低くしていたが、旨味がしっかりとありライスとの相性が抜群。黄金に輝くターメリックライスは柔らかいながらもパラパラとしていて食べやすく、トッピングされているマッシュされたジャガイモがクリーミーでライスとの一体感を出す。カレーに入っているジャガイモは大きめにカットされているのが主流だが、マッシュされたじゃがいもはルーの一部になりライスとよく絡む。うーん美味しい。実に美味しい。ライスは岩手県産のお米を使用しているようで、甘みと旨味が感じられる。専門店のカレーだが、辛さも万人に受け入れやすいのでインドカレーが苦手な方にも食べやすいのでおすすめ。スパイスの香りと野菜のコク深い味わいがたまらない。

綺麗に完食!ご馳走様でした。

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サンマルコ 東武池袋店|東京都豊島区(最寄り駅 JR「池袋」駅)

今日は仕事後に時間があったので池袋駅で買い物。ついでに「カレーライス」を食べようと決める!しかし、買い物で結構疲れていたので近くにいることもあり、「東武百貨店」に入っている「サンマルコ 東武池袋店」を目指すことにした。「カレーハウスサンマルコ」は昭和58年に創業のカレー専門店。場所は東武百貨店地下2階にある。東武百貨店の地下2階は私が行ったところだけでも2箇所あり、両方が繋がっておらず、とてもわかりにくかった。カウンターのみのお店で席数は10席ほどしかないが1席ずつ空けられ仕切りがついている。外のパーティションポールのところには消毒液が置かれ、コロナ対策は万全だ。

夕食どきの19時台だが、客は私を含め4組。コロナ対策で席を減らしているため、5名分の席しかないので混んでいる。早速店員に1番人気のカレーを聞き、「ビーフカレー(730円)」を注文した。

個性的なトッピング

3分程でカレーが出来上がり、席に着く。テーブルを見ると、きゅうりの漬物、落花生、パイン、レーズンの4つのトッピングがある。これは後で味の変化を楽しむ時に使おう。そう決めた。

ザ・欧風カレー

カレーの見た目は「欧風カレー」といった感じの色見。ビーフがメインだということがよくわかる肉の塊が入っている。たまに「ビーフカレー」なのに殆ど肉が入っていない、まがい物のビーフカレーがあるがそれとははっきり違うと言える。見た目は良し!次は味。とりあえずルーを一口。美味しい!!!!!普段カレーといえば「蕎麦屋のカレー」を食べているため、専門店のカレーを食べ、とにかく驚いた!やはり専門店のカレーは違う!!!スパイスの豊潤な香りがするのだ。シンプルに伝えるとこんな感じ。「蕎麦屋のカレー」と比較すると蕎麦屋のカレーは和風出汁の風味とその他具材の味がする。香りも鰹出汁の香りがしてスパイスの香りはほぼしない。食べていて食が進むかというと飽きてしまうことが多い。しかしカレー専門店であるここ「サンマルコ」のカレーは少食の私でも、もう一杯いけそうな程飽きないカレーなのだ。

迫力のビーフ

牛肉は柔らかくごろっとしており、口の中でホロホロと崩れるほど。実はランチで2軒のカレーを食べたのだが、ぺろっと食べられるほど美味しい。しかも730円で食べられるのはかなりコスパがよい!付け合わせのキャベツの甘酢漬けもいい。

「味変」で落花生をトッピングするとカリっとした食感が楽しめる上、甘味がカレーに合う。パインは合わないだろうと思いつつ入れてみると、意外にも味の邪魔をせず、スパイシーなカレーに甘さを出し美味しい。きゅうりの漬物は福神漬けのイメージで食べると美味しい。駅直結で結構穴場では?と思う。池袋で買い物についでにまた寄りたい。

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ハーティーズ|東京都台東区(最寄り駅 JR「秋葉原」駅)

カレーの魔力。国民食となったラーメン。飲んだ後に一杯、食べたくなる。健康には、まあ、良いことはない。また、人気ラーメン店は、少し異常とも言える感じで、ラーメンをすする。行列を並んだかと思うと、今度は、中に入って立ち並ぶ人の温度と存在を感じながら、食べる。もう一つの国民食とも言えるカレーライス。私は、未だかつてカレー嫌いなんすよという人に会ったことが、ない。そんなカレー。実は、週4日食べたこともある。不思議な事に、もういいよとかにならず、なんとなく、深みを増した話が出来るようになる。そんな深さがあるカレー、そんなことで、今日はスパイスで有名な「ハーティーズ」へ行ってみた。

2階にあるカレー専門店

JR「秋葉原駅」から昭和通りに出て、上野方面へ歩く。暫く、歩くと神田松永町の交差点が出てくるので、この交差点を右折。そのまま、まっすぐ三井記念病院を目標に歩く。三井記念病院を右手に見ながら通り過ぎ、突き当りの清洲橋通りを左折。100mも歩かないうちに左側に「ハーティーズ」が出てくる。

ぼーとして歩いていると見過ごしてしま…2階には、若干、派手な看板があるので、見落とすことは、ほぼ無いのではないだろうか?色々なカレー専門店に、行ってきたが、大抵は、ビルの1階。ビルの2階のカレー専門店は、珍しいのかもしれない。

ビルの階段を登ると、看板がある。「ハーティーズ」のドアを開けると「いらっしゃいませ~」の声と共に、スパイスの香りがぶわ~という感じで流れてくるのだ。

迷わず「2種あいがけカレー」

店に入ると、この時期ならではの感染症対策で、机毎に、アクリル板で仕切られている。ランチタイムの時間だったので、ほぼ満員。カレーは、数種類用意されていて、単品でも「あいがけ」と呼ばれる2つのカレーや3つのカレーを一皿に盛ってくれるカレーもある。周りを見回すと、ほとんどが「あいがけ」。因みに、価格は、チキンカレー800円、2種あいがけカレーは、1,000円。迷わず「2種あいがけカレー」をオーダー。カレーにより辛さが選べたり、ライスの量も選べたりと、色々と選べるカレーなのである。「2種あいがけカレー」で選んだのは…

チキンカレー

チキンカレーは、0辛~5辛まで選べる。さすがに、初めての来店で5辛は、どんなカレーなのか?全くわからないので、今回は「3辛」。沢山のスパイスをまぶされたカレーは、インド?欧風?どちらとも言い難いオリジナルカレー。大きめのチキンは、じっくりとオリジナルスパイスでひたひたになるまで漬けこまれた感じで、抜群に美味い。

3辛をオーダーしたが、辛っというような辛さは全くないが、食べるとスパイスカレー独特の汗が吹き出してくる。

パプリカと牛豚のキーマカレー

和の香りも多少あるようなオリジナルスパイスで作られたキーマカレー。こちらが辛さは、選ぶことが出来なく「1辛」のみ。パプリカの食感とキーマカレーの相性は、抜群なのだ。こちらもスプーンが進むにつれ、体中にスパイスが入り込んでいく為、汗がじんわりじんわりと出てくる。

スパイス好きには、たまらないカレーなのかもしれない。見た目も美しい。

スパイス極まる

2つのカレーを一緒に楽しめる「あいがけ」。2種類の全く異なるスパイスカレーなのだが、別々に食べた後、少し、混ぜて食べても新しい味になる。そんな「あいがけ」カレー。福神漬け、らっきょう、レーズンがあり、好みで合わせて食べるとこれも、違う味、香りが追加される。食べ方、色々なのだが、その奥行を広くするスパイスカレーは、さすがの味なのだ。

単品でオーダーするのも良いが、次回も間違いなく「2種あいがけカレー」「3種あいがけカレー」にする予定。スパイスの香りに包まれながら、午後の仕事もがんばるかぁと思える目覚ましというか?体起こしにはぴったりのカレーなのかもしれない。ごちそうさまでした。

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100時間カレーAMAZING 神田店|東京都千代田区(最寄り駅 JR「神田」駅)

商店街。最近の東京では、あまり見られなくなった景色。大型スーパーが街並みを大きく変え、複合施設が全く別の街並みに作り直す。その近所には、大型タワーマンションが立ち並ぶ。そんな街が、東京では当たり前になってきている。

便利は、昔懐かしい風景を奪ってしまったのかもしれない。そんな商店街。JR神田駅を降りると目の前に「神田駅西口商店街」が現れる。昔、懐かしい商店街というよりは、高カロリー高糖質の飲食店が、沢山、乱立している商店街なのだ。

サラリーマンの胃袋を掴むのは…

そんな神田西口商店街。神田駅からまっすぐ歩いて行くと、通りには、「鰻」「カツ丼」「インド料理」「鍋」…がっつり系パワフルなお店が目に飛び込んでくる。時間も丁度、ランチタイムだったこともあり、サラリーマン多数。

これは、人気が出る商店街だわと思いながら更に進むと、左側に「100時間カレー」の看板と「第4回神田カレーグランプリNo1」のセールス暖簾。

迷わず…というか?迷い過ぎ

100時間カレーAMAZING 神田店は、店頭に券売機が設置されている。ここで好みのカレーを選び、購入して、券を店の奥のキッチン前に持って行く。そんな流れ。しかし、この券売機。実は、苦手なのだ。んーどれにしようか?と選んでいると後ろに人が立ち並ぶ。そんな時は、いつも「先にどうぞ」と後ろの人に順番を譲る。こんな感じで3人、譲ってしまった。でも、流れというか?人気商品が、なんとなくだが分かってしまったのである。先に譲った全員が、チキンカツカレーを選んで購入。もしかして、1番人気は、チキンカツカレー?と思い、自分もチキンカツカレーを購入して、店に入り、奥の厨房へ向かうのだった。

神田カレーグランプリ第6回グランプリ受賞

ここでひとつ触れておかないといけない内容がある。「カレーの店舗数日本最大級!神田カレー街は欧風、インド、タイ、和風…なんでもありの、オリジナルカレーの宝庫」というキャッチコピーで「神田カレー街 公式ガイドブック2020」がある。こちらフリーで自由に持って帰れるのだ。食べ歩きスタンプラリー(2020年9月1日~12月末)もあるらしい。そして、神田カレーグランプリは、今年で10周年とのこと。そんな神田カレーグランプリに「100時間カレーAMAZING 神田店」は、第6回グランプリを受賞しているのだ。店内に入るとすぐ右側に賞状と盾が飾られている。

店内は狭い。セルフサービスが基本。

さて、話を店内に戻すと、店内は、カウンターだけ。基本がセルフサービスとなっている。券売機で、カレーを選び、カレーを購入し、店の奥にあるキッチン前まで行く。慣れてないとちょっと方法がわからず、迷ってしまうかもしれない。キッチン前で、購入した券を提出すると、「辛さ」を選べる。店員に、チキンカツカレーって人気ありますか?と聞くと、まあ、多いですよ。辛さについて聞いてみると、ミドルジャワ(中辛)が人気とのことなので、辛さは、ミドルジャワ(中辛)に。

深みたっぷり。100時間カレー

色は、黒光りしているようなカレー。複雑な味が、口の中、いっぱいに広がる。しかもこれは、あれだ!という感じではなく、全てが混ざりあった状態のカレーなのだ。スパイスというよりも、肉や野菜のエキスというか?煮込んで出た旨みというのが正しいのかもしれない。

メニューにも、書いてある。「100時間カレーができるまで」。この内容によれば、玉ねぎ、人参、にんにく、生姜、トマト、りんご、バナナ、マンゴー等の香味野菜と果物を飴色になるまでひたすら炒め、大量の牛を香草やセロリと一緒に時間をかけて煮込む。そこに牛の出汁を加えて更に煮込む。そして薬膳効果の高い20種類以上のスパイスを独自に調合したものを溶け込ませる。これを数日かけて冷温熟成させるとのこと。詳しく知りたい方は、お店のメニューにあるのでじっくり読むことをオススメしたい。

黒いカレー。そして、熱々のチキンカツ。

そんなじっくりと煮込んで冷温熟成させた「黒いカレー」。これに、大ぶりのチキンカツが乗る。このチキンカツは、熱々の状態なのだ。思わず「アチッ」となるくらいのレベルでチキンカツは、揚げたて。サクサクの衣と中のチキンのジューシーさが、たまらないのだ。そして、黒いカレーと混ぜて食べてみる。

チキンの肉汁が、ジュワーと広がる中、サクサクの衣と、深い味わいの100時間カレーが、絶妙のバランスなのだ。鼻から抜ける空気も舌から感じる味も、たまらない。ふとカウンターを見回すと、ソースが置いてある。ん?これは…カツにかけたりする?それともカレー?カレー専門店では、あまり見ないので少し謎だった。次回は、ソースをかけて?混ぜて?食べてみることにしたい。

気持ちの良い汗

「ミドルジャワ(中辛)」ということで、まあ、そんなに辛くはないだろうと思ってたが、カレー専門店の辛さは、ダイレクトに、辛い!となるものは、ほぼ無い。食べている最中、もしくは、少し時間が経った頃に、じんわりと辛さが広がる。「ミドルジャワ(中辛)」ということで、油断していたのかもしれないが、汗がじんわりとにじむ辛さ。しかも、店を出ると、残暑がキビしいこともあり、汗が止まらない。美味しいを存分に感じた汗は、気持ちの良い汗だったのだ。ごちそうさまでした。

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ベンガル|東京都千代田区(最寄り駅 東京メトロ銀座線「末広町」)

日本の夏は、ここ十年で大きく変わったような…。最近の夏の温度は、体温を超えるような温度だったり、ゲリラ雷雨と言ったような急に、入道雲が発達し、雷を伴った大雨。その雨の勢いが、むせるような感じなのだ。確かに十年前もそのような雨が降ったような記憶もあるのだが、ここまで連日のゲリラ雷雨という大雨は、最近のことなのでは無いだろうか?たった十年でここまで変わる。誰もが分かるような気温、気象の変化なのだ。

そんな中、1973年に秋葉原で創業したカレー専門店「ベンガル」。47年変わらない美味しさもあるのだ。そんな「ベンガル」へ行ってみた。

ビーフ角切りカレー

いつも混んでいるという情報あり。それならばということで、開店時間に近い11時40分に来店。しかし、私以外にも、数人が既に食べ始めている。開店すぐにこの状態。俗に言う人気店なのだ。奥の席に案内され、メニューを見ながら店員に、一番のオススメを聞いてみる。ダントツで注文されるのは、「ビーフ角切りカレー(1,100円)」とのこと。

迷わず、その人気No1カレーを注文してみる。ビーフ角切りカレーが出てくるまで、テーブルを見回すと、色々薬味というか?自分で追加できるペッパー類が沢山あるのだ(こちらは後ほど詳しく書いてます)。注文して10分くらい経った頃、人気No1の「ビーフ角切りカレー」が登場したのだった。

分厚い。デカすぎるビーフ

ライスとカレーが分かれて登場。ん!?カレーの中に、どでかい肉、肉が、物凄い存在感で目に飛び込んでくる。角切りというより…肉の塊という感じなのである。カレーを、ライス側へ移動。ライスの上に乗ると迫力が増す。カレーは、角切りのビーフとじゃがいものが1/4カットが一つ。しかし…この角切りビーフの大きさ。このインパクトは半端ないのだ。

じっくりと煮込まれているだけあり、ナイフはテーブルにあるのだが、ナイフは、ほぼ必要ない。スプーンで、ちょっと押したり、スプーンの外側部分でカットするだけで簡単に切れる。とても柔らかいのである。しかも…カレーのスパイスが染み込んでいるので、旨みが凝縮されている。少し、崩して、ライスとカレー、角切りビーフを口に入れてみる。これは、もう誰もが幸せ~と感じる組み合わせであることは間違いないのだ。

酸味とコク

創業から47年のカレー。これは、かなり気になる。しかも人気No1の「ビーフ角切りカレー(1,100円)」。この人気カレーは、辛さを注文時に選べる。「中辛」が注文では多いようなのだが、ここは、迷わず「辛口」に。カレーだけをスプーンに取り、口に入れてみる。複雑な旨み・スパイスが、口の中に広がり、鼻から抜けていく。複雑過ぎて、これは、何が入っているとか?全部を言い当てるのは不可能な感じなのだ。ひとつだけ、分かることは、複雑な旨み・スパイスの中で、後味に残る2つの味。酸味と程よい苦味。

この酸味は、嫌な酸味ではなく、うっすらと舌に残るような酸味なのである。苦味は、かすかに感じるか?どうか?の感じ。この2つが合わさることにより、カレーの深みというか?コク。奥深さがあるような感じなのである。

カレーの価値観を変える

カレーは、香辛料やスパイスを使用しているので、辛いが基本なのかもしれない。しかし、「ベンガル」のカレーは、「辛口」を頼んでも、辛っ!という汗が出るような感じは、全くない。でも、紛れもないカレーであることは間違いないのだ。スパイスと酸味、程よい苦味で、カレーの奥深さというか?奥行きが出ているカレー。創業から47年のカレー。やはり47年の年月は、伊達ではないのだ。その年数があるからこそ、有名人気店のカレーになっているはず。

色々ある追加薬味

テーブルには「ガラムマサラ」「カイエンペッパー」「ハラペーニョペッパー」「アチャール」「福神漬け」がある。「ガラムマサラ」は、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、クミン等を使用したミックススパイス。香りや辛味を増す為、これも入れると香りが物凄く立つ。「カイエンペッパー」は、赤唐辛子を完熟させた、強い辛味がある為、入れすぎると、味が大きく変わってしまうので要注意なのだ。でも1番は、「ハラペーニョペッパー」。これは青唐辛子なので、店員にも注意されたのだが、使うなら少しづつ入れてください。とのことで、辛さが際立ち、本当に発汗するくらい辛くなるのである。お好みの辛さを選択した後でも、香辛料を追加すると、また違う味、香りになる。楽しみ方は、色々あり、カレーファンだけじゃなくとも楽しめるのは必然なのである。そんな「ベンガル」の人気No1の「ビーフ角切りカレー(1,100円)」。さすがは人気店の創業47年分の美味しさが詰まった逸品だった。ごちそうさまでした。

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Curry&CafeSAMA神田店|東京都千代田区(最寄り駅 銀座線「末広町」)

夏、暑くて、冬、寒いと景気は、あっという間に戻ると昔、先輩に言われたことがある。しかし、残暑が、長いと秋物が売れなくなるのでは?と思うくらい残暑が、厳しいし、長い。来週には…少し涼しく…本当?というくらいな残暑なのである。仕事で御徒町へ行った後に、流れ落ちる汗を拭きながら、向かったのはスープカレーで有名な「Curry&CafeSAMA」。JR御徒町駅から歩くと、この季節は、多少、気合が必要。(後で調べてみたら、東京メトロ銀座線「末広町」駅からは、物凄く近い)以前にも書いたが、秋葉原駅を軸に、上野駅、御徒町駅、神田駅までのエリアは、カレー激戦区。並大抵では、生き残れないはず。

そんなカレー激戦区でスープカレーは、ありなのか?なしなのか?その答えを、きっちり出している「Curry&CafeSAMA」。御徒町駅から約10分以上(東京メトロ銀座線「末広町」駅からは、5分程度)かかり、お店に到着。お店の見た目は、まさに「CAFE」なのだ。

色々と選べる。スープカレー

カレー専門店に行くと、チキンカレーやビーフカレー、スパイスカレーを選ぶことはあっても、細かく選ぶことは、余り無いように思える。ところが「Curry&CafeSAMA」は、スープ、カレーの種類、ご飯のサイズ、辛さ、そしてトッピングと選ぶことが多いのだ。初来店の人は、微妙に困る…そこで、店員に、「人気」「オススメ」を聞いてみる。スープは、「トマトスープ、ココナッツスープ、あっさりスープ、えびスープ、クリーミースープ」の中から選べるのだが「人気で定番なのは、トマトスープ」とのことで、チョイス。カレーは「チキン野菜カリー」「ハンバーグ野菜カリー」「ポーク野菜カリー」「シーフードカリー」「ホルモンチーズ納豆カリー」「いももちと彩り野菜カリー」等、沢山のカリーの中から選べる。納豆カレーは、個人的に、すごく惹かれるのだが、店員の話を聞くと「定番」がよく出るということで「ハンバーグ野菜カリー」にしてみた。そして、ライス。ここも選べるのだ。普通(250g)、ライス少なめ(150g)、大盛(350g)追加で100円必要なのだが、平日のランチタイムは、大盛無料とのこと。驚くのはここ。ライスなしで100円引きとなる。

炭水化物抜きダイエットの人も大丈夫

カレーは、どうしてもライスというか?お米…ターメリックライス…ナンと炭水化物を摂取することが多い。今、流行りの炭水化物抜きダイエットを行っている人は、どうしても敬遠してしまうことが多いようだ。周りに聞いてみると、家でカレーを作ると1週間分くらいの量をつくるので、ご飯を3杯くらいおかわりするとか?カレーは、ライスをついつい沢山食べてしまうみたいなのだ。そんなことから、敬遠されがちなカレー。炭水化物抜きダイエットを実行している人でも、ライス無しで100円引きというメニュー設定は嬉しいはず。でも…でも…詳しくは、カレーの詳細でも書くのだが…ライス、ふつうの人でもいらないかもしれないのだ。

辛口…くちびるピリピリ。30辛は、あるのか?

辛さも選べる。段階は、0~30番まで。0番は、辛さ無し。1番は、中辛、3番は、辛口。今回、私が選んだのは、3番(辛口)。5番までが「ちょい辛ゾーン」、10番までが「激辛ゾーン」、15番までが「激辛ゾーン」、20番までが「マニアゾーン」、25番までが「危険ゾーン」、30番までが「未体験ゾーン」。因みに30番は、鬼辛というらしい。嬉しいことに、無料で辛さの調整が出来るのだ。選んだ3番は、「ちょい辛ゾーン」で、俗に言う「辛口」らしいのだが、じんわりと汗が湧き出てくる辛さで、食べ終わった後、くちびるが少々ピリピリする余韻がある。店員に「30辛って今までいましたか?」と聞くと「たまに、いますよ。UBER EATSなんかで頼まれるお客様が多いですよ」とのこと。やはり、いるんだな。3番で、このレベルなのに30番とは、もはや想像がつきにくい。どこまで、いや、どんな辛さなのだろうか??UBER EATSで、注文して、自宅で悶絶するくらいの辛さなのだろうか?辛さも奥が深いのである。

野菜多めのスープカレー。中央には、ハンバーグが…

まずは、画像を見ていただきたい。「トマトスープ、ハンバーグ野菜カレー」は、この量なのである。トマトスープは、思っていた以上に、トロッとしている感じで、カレーの深みというか?スパイスとトマトの濃厚なコクがベストな感じなのだ。上部には、ブロコリー、なす、カリフラワー、コーン、にんじん、れんこん、おくら、ヤングコーン、アスパラ、ピーマンと野菜がゴロゴロと入っている。そして、うずらのゆで卵が2個、中央部分には、大きめで肉厚なハンバーグが鎮座している。そのハンバーグの下に、ハンバーグを持ち上げる感じでジャガイモも入っているのだ。ハンバーグは、スープを吸い込み、また、ハンバーグの肉汁が交じることにより、驚くような旨みを作り出している。しかし、なんといってもこの量。そして、ライスをスプーンで掬い上げ、スープに浸して食べる…。ヒタヒタなカレースープがライスに染み込み…これも絶品。このセットで1,250円(税別)。ごちそうさまでした。量が…多く…夕飯はいらないな。とお店を後にしたのだった。

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カリガリ秋葉原店|東京都千代田区(最寄り駅 東京メトロ銀座線「末広町」)

カレーは、健康や美容に良い!?そんな記事がネット上には沢山ある。確かに…二日酔いのダル~い日のランチは、無性にカレーが食べたくなったり…食欲があまり無いときのカンフル剤としてカレーを食べたり…。色々と調べてみると、カレーの中に入っている牛肉や豚肉が良いのではなく、スパイス。これが、漢方薬で使用されているものが多いとのこと。知らず識らず、カレーと共にこの漢方薬の元を食べているのかもしれない。そう言えば最近…猛暑の影響で、水分というか?お茶やコーヒーをがぶ飲みしているので、ちょっと胃が…体調が…今ひとつ。そんなことでスパイスで有名なカレー。あの「カリガリ」に行ってみた。

東京のカレー激戦エリア。秋葉原を中心に、神田、上野までのエリア。もう何店舗あるのか?わからないくらいのカレー店舗がある。専門店もあれば、極上のカレーを出す蕎麦屋、そして、インド料理屋…店舗もカジュアルなものからちょっとTシャツじゃ入りにくいなぁ~と思ってしまうような店構えまで。そんな東京のカレー激戦区、秋葉原に「カリガリ」はある。JR「秋葉原」駅から歩くと約10分、東京メトロ銀座線「末広町」駅から3分の場所。末広町駅3番出口を出て、目の前の蔵前橋通りを「妻恋坂」交差点方面に歩く。少し歩くといきなり左側に出てくるのである。まず、目に飛び込んで来るのが「神田カレーグランプリ2019優勝」の旗。東京のカレー激戦区で「優勝」。これは、かなり凄いのだ。そんな「カリガリ」。店に、入る前からワクワクしてしまう。

種から店で挽く極上スパイス

「カリガリ」の店内に入る。カフェのような店内。テーブル席も複数あるが、窓側のカウンター席に座る。外は、猛暑…しかも、マスクをして歩いている為、「大変だなぁ」と誰が見ても思ってしまう景色が目に入ってくる。カウンターにあるメニューは、細かく色々と説明が書いてあり、初めて来店しても、迷わないレベルなのだ。そんな中、1番人気は?と店員に確認すると…こ、これは、、「アキバ盛りカレー」まさに全部乗せな感じの魅力たっぷり…し、しかし、ランチでこれを食べちゃうと…そんな感じのボリューム満点なカレーなのだ。今回、私が選んだのは、「超スパイスカレーDX」。「種から店で挽いている」これにひかれてしまったのは言うまでもない。オーダーをして、7~8分、窓ガラスの外をぼんやり見ていたら「お待たせしました」の声。

見た目。最高。味も最高。

お!見た目も美しいのだ。美しい黄金色のターメリックライスを中心に、上部には、店挽きスパイスのスパイスカレー。その上には、パクチー少々。横を見ると、サラダに玉ねぎの漬物(アチャール)、そして、ハーフカットされた煮玉子。皿は、SNS映えにもぴったりなブルー系。見事な美しさなのだ。

あれ?辛くない…

メニューには「辛くないのに汗が出るほどの強力なスパイス…」。な~るほど。ビンビンのスパイスの香りが伝わる中、スプーンでカレーだけを口に入れてみる。ん?え?ん?本当だ。カレーの辛さは、一口食べると、辛口ならあっという間に、水に手を伸ばしてしまうくらい辛いが、この「超スパイスカレーDX」は、辛くない。本当に辛さというか?舌が辛っとなるような辛さは、皆無。スパイスが挽きたてということもあり、スパイスの香りは、かなり強め。挽きたてだとここまで変わるものなのか?と思うくらいなのだ。抜群のスパイスの調合と挽きたてということもあり、ターメリックライスは、どんどん進む。また、パクチーの香りがとても良く、これもたまらない感じなのだ。しかしである…。半分も食べた頃、じんわりと…そう、じんわりと汗が滲んでくる。食べ終わる頃には、元来、汗っかきなので、汗だくだく。そんな状態なのだが、水を飲み干すとすっきりとした感じになるのだ。これは、間違いなくクセになるカレー。

スパイス。香り。そして汗。

辛いか?と聞かれれば、メニューに掲載されていた通り「辛くはない」。しかし、挽きたてスパイスの香りの良さ、品質の良さで、自然とカラダの中が、ホカホカになり、汗がじんわり、そして汗が吹き出す。これが、辛っという汗ではないので、物凄く気持ちが良い。食べ終わっても胃の辺りがポカポカ。更に、スパイスの香りがカラダ全体に入ったようで店を出ても暫くは、このスパイスの香りがふんわりとするような感じなのだ。暑い夏は、もちろんのこと、寒い冬でも、ポカポカとなるスパイスは、最高なのではないだろうか?冒頭にも書いた通り、カレーは健康・美容に良い!?これをなんとなく実感した貴重な夏のランチタイムだった。次に行ったら例の「アキバ盛りカレー」を頼むか?いいや?もう一度、今度は、夜に、今回の「超スパイスカレーDX」を食べるはず。それくらいクセになるカレーなのだ。ごちそうさまでした。
※ランチタイムとディナータイムは価格が少し変わるようです。

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ナマステ|東京都新宿区(最寄り駅 JR線「高田馬場」駅)

今日はカレーの日なので以前から気になっていた「高田馬場」駅近くの「ハーブカレー」を出すカペラに行こう。都電さくらトラムの「学習院下」駅からも近いので、会社の最寄り東池袋四丁目駅からさくらトラムに乗り「学習院下」駅で下車し、7分程歩く。神田川を渡るとカラフルな外観のカペラが見えた。

店内に入ると、あれ?人気がない。というか椅子があげられていてやっているの?という感じ。店内にオーナーらしき女性がいたので「カレーが食べたいんですけど」というと、「現在は金曜日のテイクアウトのみなんです」とのこと。ショック!!わざわざ都電に乗って来たというのに。残念だが、諦めるしかない。こういう実食困難なカレー屋があると、より食べたい気持ちが強くなるものだ。そういえば、来る途中にインドレストランみたいなのがあったな。これは神の思し召しと思い迷わず直行。

高戸橋の交差点前にあった!!店名が「ナマステ」。インドでこんにちわの意味だ。いかにもという名前と店構え。外から店内の様子を見るとにぎわっている。もしかして美味しい店なのかもしれない。ここまで来て撮れ高なしだと、示しがつかないので腹を決めて入店!!お昼時でほぼ満席。通された中央の席に座った。

コスパ最高のセット

メニューを見るとこれまたインドレストランらしい豊富なメニュー。必ずと言っていいほどあるセットメニュー。ここはお決まりの1番人気のセットで、1番人気のカレーを選択。1番人気の「Eランチセット」はチキンティッカ、サラダ、ドリンク、ナン、ライス、カレー2種類付き。値段は950円。フルコースを無理やり定食にしているような充実したセットが実にインドレストランらしい。

カレーはほうれん草の入った「サグカレー」と「野菜カレー」。辛さも選べるが、初めてなので普通の辛さにした。

お約束のあいつとの対面

10分弱待つと「Eランチセット」が出て来た。定番と言える巨大なナン。香ばしい香りがする。表面にはたっぷりとバターが塗られていて美味しそう。なんだかんだ大きい食べ物を見ると嬉しくなってしまう。いつも完食できず申し訳なくなってしまうが、ナンはこうじゃないと。まずは一口。美味しい!あまい香りが堪らない。何も付けず、このままで充分美味しい。

食わず嫌いはダメ

次は1番気になる「サグカレー」。実はサグカレーを食べるのは今日が初めて。何となく甘そうだし、ペーストみたいなので避けていた。カレーは暖色なんだと勝手に決めつけていたのだ。だって緑色なんだもん。ちょっと抵抗あるでしょう?ひとくち食べるとびっくり!美味い!鶏の旨味、玉ねぎのコクが堪らないのだ。具にチキンが入っているが柔らかくて美味しい。煮込まれすぎたチキンではなくしっかりと弾力がある。辛さは少な目だが、スパイスの香りが際立っている。ナンをつけてみると、より鶏の旨味を感じる。こんな美味しいサグカレーをなぜ今日まで食べなかったのか。後悔した。

侮れない

次は普段頼まない「野菜カレー」。実はこれも期待していなかったが旨味がすごい。口に入れると炒めた玉ねぎのコクが広がり、どんどん食べたくなる。具はニンジン、インゲン、ジャガイモがごろっと入っていて食べ応えがある。カレーと言えば肉と考えていたが、野菜カレーはアリ!こちらも優しい辛さで食べやすい。チキンティッカも柔らかくて美味しい。ニンニクの香りが食欲をそそる。今日はカペラの「カレーライス」は食べられなかったが、案外ラッキーだったと思い大満足。なかなか美味いのオンパレードには出会えないので。近くに来たらまた食べに行こう。ごちそうさまでした。

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