梟小路 (フクロウコウジ)|東京都豊島区(最寄り駅 東京メトロ有楽町線「東池袋」駅)

池袋駅にある「いけふくろう」は親しみやすいキャラクターだが、そのルーツを知る人は意外と多くない。フクロウは豊島区の鳥だが、豊島区の地形が「羽を広げたフクロウ」に似ていることからフクロウが区の鳥になったとか。そんなうんちくをついさっきネットで調べて知った私は、頭の中が「ふくろう」でいっぱいになってしまった。フクロウの画像を見ていたらきゅーっと空腹になった。そうだ!フクロウの名が付く「カレーライス」が食べられる蕎麦屋はないだろうか?そう思い「食べログ」で探すと…あった!!「梟小路(フクロウコウジ)」。しかも池袋にある!!こんなことってある?よし!少し早いが、ランチに出かけよう。

場所は池袋駅東口からサンシャイン方面に進み、きぬやホテルの並びにある。

リーズナブルなメニュー

いかにも蕎麦屋らしい佇まい!でも大通りにあるせいか入りやすい。あれ?食券機が外にあるぞ。駅そばでも店内にあるが、これは初めて見る光景だ。食券機のメニューを見ると「カレーライス」はなく、代わりに「カレー丼(500円)」があったので「カレー丼」を購入。

貫禄がある外観からは想像出来ないほどリーズナブルなメニューが並んでいる。

夏のミネラル補給はやっぱり

入店し、店員に食券を手渡すと番号が書かれたプレートを渡された。出来上がると番号を呼ばれて取りに行くスタイルだ。ここはお冷もセルフのようなのでコップ取り、サーバーでくむと、うん?茶色い!香りが「麦茶」だ。大抵のところはお冷が多いが、麦茶はナトリウム、カリウム等のミネラルが補給出来るので外まわりが多い私のような営業マンにはありがたい。

カレー丼を待っている間に店内を見ると、中央には守り神のようにフクロウが鎮座。コンセプトがブレない!ピンクのステンドグラスでつくられていて可愛い。

これぞ和の融合

2分ほど待つと「カレー丼」が出来上がり、取りに行く。カレーを見ると、白ゴマがトッピングされている。カレーに白ゴマなんて何とも和風らしい。味噌汁と小鉢も2種類ついている。これで500円はありがたい。席に座り、まずは小鉢から頂く。ゴーヤの酢の物はさっぱりしていて美味しい。もう一つの小鉢はナポリタン。これもニンニクがきいていて美味しい。小鉢からもいい仕事をしている感じが伝わってくる。ルーは蕎麦屋のカレーでは珍しく、透け感がない。褐色ではない落ち着いた茶色はどこか安心感があり、味も期待出来そうだ。

まずは一口。かつお出汁の香りが口いっぱいに広がる。カレーらしいスパイシーな辛さはなく、どこか懐かしい味がする。具は一口サイズの鶏ももが入っていてほろほろと崩れる。スライスした玉ねぎは柔らかく、とろけるような食感でルーと一体感がある。ライスは小粒でふわりとしている。量としては多め。味噌汁はわかめとネギが入っていて合わせみその風味がいい。こちらもかつお出汁がきいていてカレーとの相性がいい。さらさらとかき込みあっという間に完食した。

食べ終わった食器は返却口へもっていく。ここは最後までセルフだ。「梟小路」の「カレー丼」は徹底した和へのこだわりと計算された味のバランスが素晴らしかった。ご馳走様でした。

 

店名:梟小路 (フクロウコウジ)
住所:東京都豊島区東池袋1-26-4 サンフラワービル 1F
営業時間:平日AM08:00~AM12:00、土日祝AM10:00~PM10:00
定休日:毎月第1・3日曜
アクセス:東京メトロ有楽町線「東池袋」駅より徒歩5分