月島 上むら|東京都中央区(最寄り駅東京メトロ有楽町線「月島」駅)

今日は取引先への訪問日で月島に来ている。
午前中の仕事がひと段落したので以前から気になっていた蕎麦屋へ行ってみよう。
月島駅目の前のタワーマンション1階に入っている蕎麦屋「月島 上むら」は何とも都会的。タワーマンションに入っている蕎麦屋なんて日本中探してもそうないだろう。
やはり価格もそれなりなのだろうか。少し不安だ。

月島名物といえば

月島といえば「もんじゃ焼き」のイメージがあるが、もんじゃ焼きは戦前にはなかった食べ物で、戦前はお好み焼きが主流だった。
戦後の食糧難で、水と小麦粉と黒蜜を混ぜた汁で鉄板に文字を書いた「文字焼き」が「もんじゃ焼き」の始まりと言われている。
現在のように具の入ったもんじゃ焼きは割りと最近になってから食べられるようになった。
もんじゃ焼きも色々な味があるが、私が好きな味はやはりカレー味!

いらぬ心配

外観は清潔感と高級感があるが、食品サンプルが置かれているので入りやすい雰囲気がある。
いざ入店。
店内は明るく和風テイスト。客層はサラリーマンや近所の住民が多い印象だ。客層を見て安心した。
タワーマンションの蕎麦屋とあってギラギラした客しかいなかったらどうしようかと考えていたのだ。
席に座り、テーブルのメニューを確認。価格はべらぼうに高いとかそういうものは無く、至って普通。これも安心した!

彩のカレー丼

メニューを見ると「カレーライス(750円)」と「カレー丼(900円)」が書かれている。価格の差があるということは、カレーライスとカレー丼は明らかに差があるということだろう。違いが気になるがここは「カレー丼」に決めた!カレー丼を注文すると5分程で運ばれてきた。カレー丼、お吸い物、漬物の3点セット。お吸い物には小松菜、麩、なると、蕎麦の実が入っている。漬物はたくあんと白菜。全体の彩が鮮やかで美しい。

具の存在と付け合わせ

カレー丼の具には牛肉、玉ねぎが入っているが、牛肉の存在感はほぼ皆無。具は期待出来そうにないが、ルーが美味しければ問題なし。ルーを一口。鰹だしと醤油の香りが鼻に抜ける。後からスパイスの辛さと香りが追ってくる。味はかなりさっぱりしているのでさらさらと食べられてしまうが、やはり具が寂しいので少し物足りない。
こういうときは漬物と汁物でライスを消費する。塩気と甘さが絶妙なたくあんを口に入れるとライスが欲しくなる。カレー丼にはこのバランスが大切なのだ。お吸い物の中の蕎麦の実を噛むと香ばしい蕎麦の香りがした。実に蕎麦屋のお吸い物らしくていい。お吸い物に蕎麦の実を入れるなんて技がある。
カレー丼、お吸い物、漬物を綺麗に完食。もう少し食べ応えがあったらよかったな。味はとても美味しかった。
次回は「カレーライス」を注文してみよう。
ご馳走様でした。

 

店名:月島 上むら
住所:東京都中央区月島2-10-2 ムーンアイランドタワー 1F
予約・問い合わせ:03-3531-0681
営業時間:[月~土]11:00~15:00、17:00~22:00
定休日:日曜、祝日
アクセス:有楽町線「月島」駅 徒歩0分