いづみや|東京都品川区(最寄り駅 JR山手線「五反田」駅)

五反田での用事が済んで時計を見ると丁度12時。空腹なのでそろそろランチを考えないと。と、言っても私の頭はいつもカレーの事しか考えていない。駅の近くで蕎麦屋らしい店があった気がする。
記憶を頼りにJR五反田駅西口から左に向かう。桜田通りに出て、横断歩道を渡り、左方向をまっすぐ。
はなまるうどんがある角を右へ入り、1つ目の十字路を左に入ると右側にいづみやの看板が見えた。鉢植えが所狭しと並んでいる。ここだ!地下の店舗なのでうっかりすると通り過ぎてしまいそうになる。道路からはほとんど分からないが、よく見ると地下に降りる階段がある。階段を降りると暖簾がかかった入り口。かなり間口が狭いので穴場感が凄い!地下の店って入るのに少し勇気がいるなと思いながら店の扉を開ける。

勘のカレー丼

中は予想外にも広く、小上がりと、テーブル席がある。うん!蕎麦屋らしいな!案内された席に座り、渡されたメニューを見る。
頭の中が既に「カレーライス」になっているが、「カレー丼」もあった。うーん悩むな。カレーライスにするか、カレー丼にするか、価格はカレーライスが750円、カレー丼が800円。その差50円なのでイマイチ違いのイメージが沸かない。こういう時は店員に聞くのが早いかな?店員を呼び、カレーライスと、カレー丼の違いを聞くと「カレー丼はカレーライスよりとろみがある」とのこと。しかしそれ以上の情報はなく、ここは自分の勘だよりにいくしかなさそうだ。
覚悟を決めて「カレー丼下さい」。店員に伝える。やはり蕎麦屋と言ったらカレー丼だ。

出汁の強さが決め手

5分ほど待つとカレー丼が運ばれてきた。丼に入ったカレー丼、赤だしの味噌汁、赤い福神漬けの3点セット。大抵お新香なんかの漬物が多いがここは福神漬け。福神漬けは好きなので大歓迎だ。ルーは少し透明感があり、給食で出てきそうな色合いの茶色。スプーンですくい一口食べてみる。出汁がきいていて、すこし塩気が強い。辛さは程よく、カレーらしさもある。

具は定番の玉ねぎと豚肉。量としては多め。豚肉と玉ねぎを一緒に食べてみる。玉ねぎの香りと豚肉の旨味が混ざり美味しい。シャキッとした食感を残しているのもいいアクセントになっている。

甘い福神漬け

赤だしの味噌汁を飲んでみる。カレー丼よりもはっきりとした出汁の味わいと強い塩気があり、濃い味付けが好きな人には堪らない。この味噌汁とライスだけでも進んでしまいそうな感じだ。出汁がきいてる分少し贅沢な味がする。インターバルに福神漬けを頂く。福神漬けの甘さがしょっぱさをリセットしてくれる。この合いの手が実にいい。出て来た時は、なんでお新香じゃないのかな?なんて思っていたが、やはり福神漬けだとバランスがとれるのだ。そしていづみやのカレー丼のいいところは、ルーとライスの量が丁度よく入っていること。大抵ライスが多いのだが、どちらに偏ることなく同じ量ずつ減っていく。これは計算されているのかもしれない。侮れない。
一気にカレー丼をかき込み、あっという間に完食した。
今日も美味しいカレー丼に出会えた。さて午後も仕事頑張ろう。
ご馳走様でした。

 

店名:いづみや
住所:東京都品川区西五反田2-18-3 グレイス五反田 B1F
営業時間:[月~金]11:00~20:00、[土]11:00~14:00
定休日:日曜日、祝日
アクセス:JR山手線「五反田」駅徒歩4分