尾張屋|東京都中央区(最寄り駅東京メトロ日比谷線「小伝馬町」駅)

今日は打ち合わせで小伝馬町に来ているが、この辺りは歴史的な街並みが令和の今も残っている。午後の予定まで時間もあることだし、この辺でランチでも食べるか。以前通りかかった蕎麦屋「尾張屋」を思い出した。日比谷線の3番出口を出て「小伝馬町交差点」を南に100mほど進むと「尾張屋」が見えて来た。

小伝馬町とべったら漬け

「小伝馬町」の名前の由来は江戸時代に運送を仕切る伝馬役の屋敷があったことからその名前が付けられたとされている。
ちなみに「べったら漬け」の発祥は大伝馬で行われる「べったら市」で売られていた大根漬けが始まりで百姓が飴と麹で漬けた大根を売っていたそうだ。べったら漬けは東京発祥の漬物で正真正銘「都会の味」なのだ。

初見には難易度高め食券システム

蕎麦屋らしい佇まいがいい。入口横には食品サンプルが置かれ、入りやすくなっている。入店し、空席を確認すると店員がすかさず「先に食券を購入ください」と一言。初見なこともあり勝手が分からないが、郷にいれば郷に従え。これに尽きる。しかし食券を買うといっても券売機があるわけでなく、入口直ぐ左にレジがあるのでそこで注文をすると食券がもらえる仕組みのようだ。もちろん今日も「カレー丼」の気分なのだが、あるだろうか。

レジ脇の壁を見ると「カレー丼(870円)」を発見!「海老天カレー」にも惹かれたが、少々お値段がするので「カレー丼」にしよう。私もお小遣い制のサラリーマンの身なのでランチの価格にはシビアになってしまう。記載のないメニューでも作れるものであれば注文可能とのこと。これは嬉しい。

手書きの食券

カレー丼を注文すると「71」とかかれた手書きの食券?整理券?を渡された。今時手書きの食券があるなんて驚いた!食券は特注のようで店の名前「尾張屋」がしっかりと印字されている。

儲け度外視のカレー丼

空いてる席を見つけ着席。店内を見ると2Fもあるようだ。4分程待つと「カレー丼」が出て来た。黒い丼には並々と入ったルーが盛られ、かなり量が多そう。付け合わせにはきゅうりとキャベツの漬物、鶏肉、こんにゃく、人参、里芋、大根の煮物、揚げの味噌汁が付いてきた。このボリュームで870円はかなりお値打ちだ。この価格だとカレー丼だけのところも多いが小鉢も味噌汁もついてきてお得感満載!

美味しいカレー丼と美味しい煮物

最初にルーを頂く。口に入れると鰹だしの芳醇な香り広がり、幸せな気分になる。さらさらろしたとろみがついていてライスが食べやすい。具には定番の豚バラと玉ねぎ。玉ねぎの甘みと豚バラのコクがルーに溶けていて、量は多いがいくらでも食べられてしまいそうだ。味噌汁もしっかりと出汁がきいていて美味しい。今日みたいに寒い日には熱い味噌汁が染みる。

煮物も出汁がよくきいている。ほろほろの鶏肉はとても柔らかく、箸を入れるだけで崩れてしまうほど。とても美味しいので、煮物のおかわりが欲しくなってしまった!
カレー丼も煮物も味噌汁もぺろりと完食。「尾張屋のカレー丼」は美味しい。
ご馳走様でした。

 

店名:尾張屋
住所:東京都中央区日本橋堀留町1-11-7
予約・問い合わせ:03-3661-4488
営業時間:[月~金]11:00~15:00、17:00~22:00[土]11:30~14:30
定休日:日曜
アクセス:日比谷線「小伝馬町」駅 徒歩2分