そば縁肆 さか本 |東京都大田区(最寄り駅目黒線「大岡山」駅)

今日は大岡山に来ている。大岡山といえば洗足池。その昔、「勝海舟」が美しさに感動したと言われる景勝地だ。勝海舟は坂本龍馬の師として有名だが、たくさんの偉業を成した。静岡の名産品になっている「静岡茶」は勝海舟がいなければ生まれなかった。勝海舟が静岡に隠居した幕臣に仕送りをし、茶園を作らせた事が始まりなんだとか。元々静岡には茶畑はあったが盛んに栽培されるようになったのは勝海舟の仕送りがあったからだとされている。
私は大岡山に来ると勝海舟を思い出してしまう。お腹も空いたことだし、遅めのランチでも食べようか。こないだお洒落な外観の蕎麦屋があったことを思い出した。

場所は大岡山駅の大きい改札を出て、右へ。昔ながらの電機屋さんの前を通り過ぎ、商店街に入り、そのまま3分程進むと、右側に「そば縁肆さか本」が見えた。一見、高級居酒屋のような外観だが入り口が分かりづらいので通り過ぎてしまいそうになる。隣が餃子の王将なので、餃子の王将を目指した方が間違いなさそうだ。

ゆったり落ち着く空間

14時に来店したが、店内は賑わっていてほぼ満席。かなりの広さがあり、入り口すぐに、10人掛けのテーブル、その右側には4人掛けの半個室が3つ、反対の左側には掘りごたつのような4人掛けのテーブルが3つ、さらに奥には一人飲みに良さそうなカウンター席があり、使い勝手がよさそうだ。席に座り、テーブルのメニューを確認する。「カレー丼(930円)」を発見!店員を呼び注文する。

小鉢付きのカレー丼

5分程するとカレー丼が運ばれて来た。黒いおぼんの上には、カレー丼、味噌汁、キュウリの漬物、ごぼうのマヨネーズ合えが置かれている。

小鉢つきは、なかなかないので嬉しくなってしまう。カレー丼は見た目が「カレーライス」のようにどろりとしていて、透明感がない茶褐色をしている。まずはルーを一口。辛さはなく、ほのかにスパイスの香りがしてくる。後味に醤油の香りとしょっぱさが感じられる。これはかなり和風のカレー丼だな。

具にはしっかりとした旨味の豚バラと、とろりとした食感の玉ねぎ。玉ねぎは甘みがありふんわりとしたライスに絡む。濃い目の味付けが私好みで美味しい!鰹だしが確かに入っているのだが醤油の風味が強く、意識しないと分からない。

侮れない!ごぼうのマヨネーズ和え

味噌汁を飲んでみる。味噌汁は白みそを使用していて鰹節の香りと味噌の香りが食欲をそそる。具は少なめだが、わかめとしいたけが入っている。
小鉢のごぼうのマヨネーズ和えも美味しい。カレー丼と味噌汁がさっぱりしているのでマヨネーズのこってり感がいい仕事をしてる。空腹だったこともありぺろりと完食!美味しかった。
大岡山に来たらまた寄りたい。
ご馳走様でした。

 

店名:そば縁肆 さか本
住所:東京都大田区北千束1-42-1
営業時間:[日、火~土]11:30~15:00、17:30~22:00
定休日:月曜のみ
アクセス:目黒線「大岡山」駅徒歩2分