長寿庵 |東京都中央区(最寄り駅東京メトロ日比谷線「茅場町」駅)

今日は茅場町に来ている。茅場町と言えば味噌で有名な「ハナマルキ」の東京本社がある。実は味噌は中国に起源があり、「醤」を作る途中のもので「未醤」がなまり味噌になったと言い伝えがある。栄養価が高く身分の高い人の薬として珍重されていて、室町時代に大豆の栽培が始まってから庶民の食べ物として普及するようになった。今では当たり前に食べているが、昔では考えられないほどの贅沢品なのだ。

午前中の仕事も終ったので早めの「カレーライス」を食べに行こう。
以前、店の前を通ったことがあるが入ったことがない駅から近い「長寿庵」を目指す。場所は日比谷線茅場町駅の3番出口を出てヴィラフォンテーヌの隣にある。外観は高級寿司屋のような雰囲気で茶色い重厚感がある木製の看板が目印。

何となく入りづらい雰囲気がある。

徹底したソーシャルディスタンス

いざ入店!清潔感のある店内は狭く、こじんまりとしている。テーブルには対角に「×印」が張られ、ソーシャルディスタンスをとれるようになっている。早めの時間ということもあり、席が空いていたので4人掛けのテーブル席に座った。テーブルのメニューを確認し「カレー丼(750円)」を注文した。

溢れ出すカレーどーん!

4分程でカレー丼が出て来た。おぼんはなく直に丼がテーブルに置かれ、蓋がされた丼からルーが溢れ出ている!!このタイプは初めてだ!食べる前から店主の気前の良さを感じる。

蓋を開けると出汁のいい香りが広がり、たっぷりのライスの上には、これでもかと、玉ねぎいっぱいのルーが盛られている。

まずは一口。鰹だしの旨味が広がり、シャキシャキとした玉ねぎの食感が心地よく、いいアクセントになっている。豚肉は量が少ないが、旨味としっかりとした食感がある。付け合わせのたくあん、キュウリとキャベツの浅漬けは程よい塩加減でカレー丼と合う。出汁に合う漬物はありそうでなかなかないものだ。味噌汁も出汁がきいていて実家の味のように安心する。全体的に量があったが、美味しくてあっという間に完食してしまった。

ウズラの卵食べ放題

ふとテーブルの上のウズラの卵が気になった。店員に聞いてみると蕎麦を注文した人用に置いてあり、食べ放題とのこと。これは嬉しい。子供のころは中華丼に入っているウズラの卵が欲しくて欲しくて堪らなかった。そんな憧れの存在が食べ放題なんて!!今回はカレー丼を注文したので食べられなかったが、次回は蕎麦を食べにこよう!
ウズラと言えば、卵の柄が気になった事はないだろうか?独特の斑模様がついている。私はその柄に魅了され、小学生の時にウズラの卵の絵を描いた事があった。何となく漫画で描かれる恐竜の卵のような見た目が好きだった。ちなみに一羽のうずらからは同じ柄の卵しか生まれないので一つのパックの中に同じ柄の卵があったら同じウズラが産んでいるということになる。見つけられたらちょっとラッキー!
今日のカレー丼も美味しかった。ご馳走様でした。

 

店名:長寿庵
住所:東京都中央区新川1-8-25
営業時間:[月~土]11:00~15:00、16:30~21:00
定休日:日曜のみ
アクセス:東京メトロ日比谷線「茅場町」駅徒歩3分