Putali Cafe(プタリカフェ)|東京都豊島区(最寄り駅 JR線「池袋」駅)

平日の正午 気温は38度。鵜仇るような暑さだが美味しい「カレーライス」を食べるために歩く。真夏の中の真夏。東池袋駅を出て歩くと1分ほどで全身の毛穴から汗が吹き出してきた。きっと頑張って歩けばカレーの味も格別になるに違いない。そう思い口コミでも人気の高い「Putali Cafe」へ向かった。

ネパール出身のシェフが作るカレー専門店。毎日挽きたてのスパイスを使用し、カレーを入れる器もオーナーの手作り。看板メニューのカレー以外にもネパール料理があり、メニューが豊富。場所は、池袋駅と東池袋駅から徒歩10分ほどの春日通り沿いにある。

可愛くて入りやすい雰囲気

10分程でお店に到着。おしゃれなカフェのような外観で入りやすい。

カレー激戦区の池袋エリアの中でも美味しいと評判なのでとても期待している。入店すると愛想のいい外国人店員が席に案内してくれた。

初めて来たのでここは一番人気のカレーライスを注文したい。店員に「一番人気のカレー」を聞くと「チキンカレー(800円)」とのこと。なのでチキンカレーを注文。3分~4分程でチキンカレーが出て来た。

可愛さ推し

ルーには生クリームで描かれたスヌーピー。可愛くて食べるのがもったい!!たくさんの野菜が溶け込み、深みのあるトマト、さわやかなコリアンダーとフェンネルの香り、玉ねぎの甘い香りがする。

見た目にはほろほろとした何かが見えるのだが現時点では何かは不明。一見もったりとしていて濃厚さが特徴的だが不思議と脂っこくなく、いくらでも食べられてしまうくらい軽い。

コクと旨味の共演

ライスはふわっとした質感で艶がありとても美味しくライスの量は少な目で注文したが多め。具には大きめにカットされた鶏モモ肉がゴロゴロと入っている。鶏肉は煮込みすぎておらず、弾力を残しながらも柔らかくおいしい。鶏肉だけでもかなり食べ応えがある。

ぺろりと完食。器には手書きのイラストが描かれていて、つい笑顔になってしまった。とにかく美味しい。とてもおいしい。旨味、コク、甘みのバランスが素晴らしい。スパイスの香りがよい。結構ボリュームがあったがもうないの?と思うくらい恋しい味なのだ。

コクと旨味の正体

食後、オーナーにカレーの材料を聞いたところ、キッチンを見せてくれた。ほろほろとした旨味とコクの正体はカシューナッツとのこと。

だからコクが在りながらも脂っこさがなく一体感があるわけだと納得。

食欲をそそる複雑な香りの正体

スパイスはターメリック、ガーリック、フェンネル、レッドチリ、コリアンダーなど30種類以上を使用している。上質な煎りカシューナッツを一晩水に漬けふやかしてからペースト状にし、スープにするそう。ふやかさずにペースト状にするとナッツの油分が強くなってしまい脂っこいルーになってしまうのだとか。家庭で作るカレーは、あるものを適当に入れて作ってしまうことが多いので、特段カレーは特別なものという意識がないが、カレー王国ネパールの職人が作るとこんなにも手間がかかっていて特別なものなのだとありがたく感じる。うーんネパール素晴らしい!

スパイスや具材も順番に入れ、5時間煮込んでやっとお店に出せるのだとか。作り方を聞いたのだが大変なのでとても真似する気になれない。真似したところでこんなに美味しく作れるわけがないのでやっぱり通って食べるのが1番。定番カレーは日本人好みの味になっているが、もちろんネパールカレーもあるので本格カレーが食べたい人の欲求も満たしてくれる。どのカレーも全体的にボリュームがあり、どれを食べても美味しいので安心して注文できる。
ごちそうさまでした。

 

店名:Putali Cafe (プタリカフェ)
住所:東京都豊島区東池袋2-50-1 加藤第七ビル 1F
営業時間:ランチ・タイム 11:00~16:00(L.O.15:30)ティー・タイム 14:00~16:00(L.O.15:30)
     ディナー・タイム17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日:年末年始
アクセス:JR線「池袋」駅より徒歩10分