小松家|東京都品川区(最寄り駅 JR山手線「五反田」駅)

天気予報を見るとまだまだ暑さ厳しい日が続きそうだ。ここずっと天気予報を見るたびにため息をついている。営業をやっていると猛暑日は着替えがいくらあっても足りないくらい汗をかくので大変なのだ。早く涼しくなってほしい。今日は五反田に来ているが人通りはまばら。コロナの前なんか人が多くて歩き辛かったが、今では人の動きを気にしないですいすい歩けてしまう。嬉しい反面、活気の無さが寂しい。人ってわがままだよなとしみじみ。混んでいたら混んでいたで文句を言うくせに、空いてたら寂しいと言うんだから。

時間もそろそろ昼時だし空腹になって来た。近くで「カレーライス」が食べられる蕎麦屋はないだろうか。そういえば目黒川を渡ったところにあったのを思い出した。JR五反田駅の中央改札を出て西口交番へ。正面のビルを左回り進み、大通り沿いに出る。大崎橋を渡り目黒川沿いを右へ。一つ目の角を左へ入ると「小松屋」がある。昔ながらの庶民的な雰囲気の蕎麦屋だ。ほっこりする。

絶妙出汁カレー

時間は11時半を少し過ぎたくらいだが、既にサラリーマンが何名かいて、席は半分くらい埋まっている。当たり前だが皆蕎麦を注文している。席に座り、テーブルのメニューを見る。「カレー丼(850円)」があった。店員を呼び「カレー丼」を注文する。待つこと8分ほどでカレー丼が運ばれてきた。

お盆の上にはカレー丼、キュウリと蕪の浅漬け、えのきとわかめが入った味噌汁。カレー丼のルーは透け感がなく、普通のカレーのような色見だ。まずは一口。とろとろとした優しいとろみがあり、鰹だしの香りがとてもいい。スパイスの辛さはあまりないが、甘口というわけでもない。ルーに出汁が溶け込んでいて、なんとも絶妙な味わいだ。具には豚肉とたまねぎが入っていて、あえて食感を残しているたまねぎはしゃきしゃきして美味しい。豚肉はあまり主張しないがほどよい食感。具のボリュームがあるので食べ応えがる。ライスの量に対してルーが多く、最後はライスがヒタヒタになる。よくライスが多くてルーが少ないところがあるが、あれはなんだか寂しい。やっぱりカレー好きにとってルーは主役だから多くかかっていてほしい。浅漬けは程よい塩加減で自家製のような感じ。味噌汁もしっかりとした出汁の風味があり、カレー丼と相性がいい。

汗だくカレー丼

カレー丼と味噌汁が熱々だったこともあるが、店内はエアコンを切られ、入り口の換気だけで温度を調整しているため、食べ終わるころには汗だくになっていた。周りのサラリーマンは涼しそうな顔でざるそばをすすっている。今日はざるそばの方がよかったみたいだ。まぁ美味しかったので良しとしよう。ご馳走様でした。

 

店名:小松家
住所:東京都品川区西五反田1-27-10
営業時間:11:30~13:30/17:00~22:00
定休日:土曜日、日曜日、祝日
アクセス:JR山手線「五反田」駅より徒歩2分