小諸そば 茅場町店 |東京都中央区(最寄り駅 東京メトロ日比谷線「茅場町」駅)

蕎麦は日本の文化と言われるが、9000年以上前から日本に存在していたことは実は知られていない。ちなみに奈良時代までは蕎麦は麺状ではなくお粥として食べられていた。昔の日本は荒れた土地が多く、蕎麦は荒れた土地でも育てやすい事から蕎麦が多く栽培されたようだ。今は茹でて提供されるが、江戸時代は蒸籠で蒸して出されていた。そばつゆも現在のような鰹と醤油ベースのものではなく、みそに大根の絞り汁を入れた「味噌ダレ」を使っていたそうだ。現代の蕎麦は蕎麦の香りを感じられるように麺つゆで食べるが、江戸時代はいかに栄養をとるかということが重視されていたため味噌を使っていたとか。そんな蕎麦うんちくはさておき、今日も「蕎麦屋のカレー」を目指して茅場町に来てみた。

このエリアはお高い蕎麦屋があるが、蕎麦ってものは、手軽さあってのものだし、ファストフードだから。「よし!小諸そばに行こう。」日比谷線茅場町駅3番出口を出るとすぐにある。小諸と言えば長野だが「小諸そば」の発祥は東京の京橋だということは実はあまり知られていない。そんな私も最近知ったのだが、長野の蕎麦だから「小諸そば」だと思っていた。

朝カレー

現在朝7時。いつもは昼間に来るがビジネス街ということもあって満席で入れないことがあるので今日は早めに来てみた。

店内に入ると10人ほどのサラリーマンが!こんな時間だというのに結構いるじゃない。もっと空いていると思ったのだが。入り口左側のレジで「カレー丼(470円)」の食券を購入し、どの辺に座ろうかときょろきょろしていると「カレー丼の方ー!」と呼ばれた。あれ?食券を出していないのに。どうやらレジと厨房が繋がっていて注文したものが分かる様だ。

魅惑のトッピングし放題

カレーを受け取り、入り口近くの席に座り、カレーと対面。

黒い丼器には並々と盛られたルー。付け合わせが無い代わりにテーブルの薬味が充実している。ネギ、柚七味、ワサビ、七味、梅干しは使い放題。しかし、私が好きな福神漬けは見当たらない。まずはルーを一口。出汁の風味もスパイスの辛さも感じられる丁度いい中辛といった具合。

よくある片栗粉を使ったカレー丼のルーではなく、食堂なんかで出てくる「カレーライス」のルーだ。美味しい。このほっとする味わいがいい。具は定番の豚小間と玉ねぎ。ライスは量が多く、大粒で艶々。かなり食べ応えがあるので少食の人が朝から食べると昼までに空腹にはならなそうだ。ボリュームがあったがぺろりと完食。

一日3カレー

朝からカレーを食べると昼もカレーが食べられるのでちょっと嬉しい。夜もカレーだと一日3カレー。今日はあと2食どこでカレーを食べようかな。
ご馳走様でした。

 

店名:小諸そば 茅場町店 
住所:東京都中央区日本橋茅場町1-11-3
営業時間:[月〜金]6:30~22:30、[土曜]6:30~20:00、[日・祝]7:00~17:00
定休日:無休
アクセス:東京メトロ日比谷線「茅場町」駅より徒歩1分