きぬそば|東京都千代田区(最寄り駅 銀座線「末広町」)

灼熱…。どこまで行っても灼熱。ほぼ日本全国が、太平洋高気圧の中にすっぽり入った2020年夏。そして、静岡県浜松市が、最高気温41.1℃の最高気温に並ぶ日(東京は、35℃)無性にカレーが食べたくて…実は…カレーが有名!?な立ち食いそば屋へ行ってきた。

立ち食いそば屋が乱立している地域。秋葉原。その中心部に近いところに銀座線「末広町」駅がある。その「末広町」駅を降りて徒歩3分くらいの場所に、お目当ての立ち食いそば屋(カレーが人気)がある。その店名は「きぬそば」。「末広町」駅の4番出口を出て、上野方面に歩くと銀座山形屋がある交差点を左折。すぐに、黄色ビニールの暖簾?屋根の「きぬそば」が目に飛び込んで来る。看板には「そば・うどん・カツカレー」の文字。なーるほど。噂通りにカレーが有名なのだ。

店内に入る前に、やはりこの時期(新型コロナウイルス感染拡大)ならではの「消毒液」が置いてある。店内に入る人、みんなが、ここで手を消毒しているようだ。手を消毒して中に入る。店内は、10人も入ると満席…。しかも目の前で調理をするので、エアコンを付けていても「暑い」。

その差、150円。やはり、カツカレーか?

悩む。悩む。看板には「そば・うどん・カツカレー」。店内に入ると「カレーそば」…カレーライスが430円(税込)。カツカレーが580円(税込)。そして、カレーそばが420円(税込)。150円プラスで「カツカレー」。10円安くて「カレーそば」。なのである。悩みに悩み、、、

「え~~とカレーライス」

初めての来店ということで、スタンダードな「カレーライス430円(税込)」にしてみた。カレーライスを頼んで、2分くらいでサッと出てくる。見た所、普通の、、、、ん???紅生姜??らっきょうとかそういうものではなく紅生姜が乗っているのである。カレーライスの皿は、熱々。カレーは、じっくり煮込んだ玉ねぎ、そして牛肉。色は、ダークブラウンというか?若干、黒い感じで、こちらもじっくりと煮込んだ感じなのだ。

サラサラのカレーは、辛いのである

玉ねぎは、形が分からなくなるくらいまで煮込んであるように思え、牛肉もカレーのスパイスが染み込んでいるのだ。カレー自体は、サラサラと、ご飯に絡みつくというか?ご飯に染み渡るという感じなのかもしれない。少し、カレーとご飯を混ぜてみるとあっという間に、カレーの水分を染み込み、カレーの旨味をすべて、ご飯で味わうことが出来るのである。そんなカレーライスをスプーンですくい、紅生姜を乗せて食べてみる。これが、絶品。紅生姜の酸味とカレーの辛さとお米の甘さが、何杯でも食べれてしまうくらいなのだ。しかも、冒頭で書いた通り、サラサラのカレーなのだが…辛い。この辛さは、やはり絶妙なのだ。立ち食いそば屋で、カレーが有名?そんな事、あるの?と最初は、半信半疑だったが、このカレーライスを食べてみて納得。全てにおいて、絶妙な組み合わせなのである。

「暑いから熱中症に、気をつけてね」の声

店内は、10人も入ると満席。そして、調理場が目の前なので、異常に暑い。そんな店内なので、常連らしき人が、店を出るときには、必ずと言ってよいほど、店主に声をかける。ごちそうさま~暑いから…熱中症に気をつけてとか?熱中症に注意してねとか?そんな感じなのである。営業職をしていると、外で一人でランチをすることが多く、食べてスマホをチェックしたらそそくさと店を後にする…そんな中、この「きぬそば」は、温かみを室内の気温や食べ物の温度以外でも感じられるお店なのだ。常連さんも多いのは、味もそうだがこういう雰囲気も良いのではないかと思える。

次は、カレーそば?いや、やはりカツカレー

カレーライス。430円(税込)。単に辛いだけというカレーではなく、じっくりと煮込んだ野菜の旨みと牛肉の旨み、そしてスパイスが組み合って出来上がっている。カレー自体が、サラサラなので、そばや何かトッピングとして入れたほうがカレーが絡み合って抜群の美味しさになるはず。ん~~。そうなると、やはり、看板にある「カツカレー」これは、次回は、チャンレンジしてみたいカレーなのだ。カツの旨み…考えただけで、次回、訪れるのが楽しみなお店…あっ!こちらの「きぬそば」は、現金のみ。券売機も無いので、出来れば小銭の用意をしてから行ったほうが良いかもしれない。注文の品を出した時に、お金を支払うという立ち食いそば屋のトラディッショナルな方法で支払うのである。ごちそうさまでした。

2020年9月30日再訪

癖になるというのか?私用があり、秋葉原へ。以前、真夏に行った「きぬそば」が気になり、再訪。気になったのは、書きかけだった「カツカレー」を食べなくては…と思ったからなのだ。「カツカレー」は、「きぬそば」の看板に書いてあるメイン商品。これは、食べなくては…と2020年9月30日に再訪。以前、伺ったのが、真夏。「きぬそば」店内に、入るだけで汗が出そうな感じだった。しかし、今の季節は、すっかり秋。朝晩は、すっかり冷え込み、過ごしやすい季節なのだ。そんな季節の「きぬそば」もすっかり秋の感じで、店内も幾分、涼しい。そんな店内で、看板にも書いてある「カツカレー」を頼んでみた。

まさかの…売り切れ

お昼を少しまわった13時過ぎに来店。お目当ての「カツカレー」をオーダー。し、しかしなのである。「ごめんなぁ~カツが今日、無くなっちゃった」とのこと。「な、なんと!」カツカレーのカツが無くなるとは…。物凄く残念。となると…次に、気になっていたのは、カレーそば。さすがにカレーはあるだろうと「カレーそば」をオーダー。

カレーそばもスパイシーなのだ

待つこと数分。いつものスピードで、「カレーそば」が出てきた。、上から見るとカレー丼のような感じなのだ。「カレーそば」は、蕎麦つゆの上に、カレーがかけられているものがほとんどなのだが、「きぬそば」の「カレーそば」は、少し異なる。大きなカレーのつけダレに、蕎麦が入っている感じなのだ。蕎麦に、カレーが絡みつき、これが抜群に美味い。蕎麦だけに、すすると、「きぬそば」のカレーは、以前にも書いたのだが、スパイオし―で、辛口の為、多少、むせる…辛い空気と一緒に、吸い込むのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが…。後を、引くカレー辛さなので、リピートのお客も多いみたいで、自分以外にも、「カレーライス」「カレーそば」と数人が頼んでいた。

スパイシーで辛口。なかなか、蕎麦屋のカレーにはないタイプのカレーなのだ。「カレーそば」なので、食べ始めてから、あっという間に、完食。蕎麦に、カレーが絡みつくので、蕎麦を食べた後にカレースープが残るようなことは、殆どない。「カレーそば」これは、かなり当たりの部類にはいるのではないだろうか?この「カレーそば」420円(税込)コスパも素晴らしいのだ。東京の神田~上野は、カレーグランプリが開催されるくらいカレー専門店数は、かなり多い。そんなカレーライス激戦区の秋葉原に「きぬそば」はある。この激戦区で、このレベルのカレーが、この価格。これは、一度は、訪れることを強くおすすめしたい蕎麦屋なのだ。

カツカレーを食べたければ12時前に

今回は、「ごめんなぁ~カツが今日、無くなっちゃった」ということでメイン看板にある「カツカレー」を食べることが出来なかった。物凄く残念だった。でも、再訪する理由も出来たし、次回は、必ず、食べてレポートしたいと強く思うのであった。なんとなくなのだが、朝7時30分~開店しているので、ランチ前の11時くらいが狙い目なのかもしれない。メイン看板に書いてある「カツカレー」、食べるなら「12時前」のような気がする。もう一度、チャレンジ!お楽しみに。「カレーそば」、ごちそうさまでした。

 

店名:きぬそば
住所:東京都千代田区外神田6-10-11
営業時間:7時30分~17時(月曜日~金曜日)
定休日:土曜日、日曜日、祝日
アクセス:東京メトロ銀座線「末広町」駅から徒歩3分