浅野屋 本店 |東京都千代田区(最寄り駅 JR線「神田」駅)

今日は、徳川家の鬼門除けとして祀られていた神田の出世不動がある「出世不動通り」の「浅野屋 本店」を目指す。「浅野屋 本店」は蕎麦が有名だが、今日もお目当ては「カレーライス」。しかし蕎麦も好きだ。一般的に親しまれているのが二八蕎麦だが、二八蕎麦と十割蕎麦の違いは、小麦粉を2割使う事で独特のつるつる感が生まれる二八蕎麦に対して、水とそば粉のみを使うのが十割そば。歯ごたえと蕎麦の香りが特徴的だ。ちなみに私は噛み応えがある十割そばが好きだ。特に十割そばの天ざるには目がない。

嬉しい駅チカ

「浅野屋 本店」の場所は、JR神田駅を下車し、南口(日本橋方面)から、高架下を通り、オーダースーツの店「ダンカン」の左手にある「出世不動通り」に出る。

そこから150mほど直進すると、左手に「浅野屋 本店」が見えてくる。

年季の入った外観がまた何とも言えない味を出している。

コロナ対策

時間は平日14時。入店し、店内を見ると空いている。ピークを外したのは正解だった。店員が「お好きな席へどうぞ」と言ってくれたので4人掛けのテーブル席へ座った。

テーブルにメニューがあったので、見るとあなご丼が。カレーライスはないが、「カレー丼(980円)」もある。あなご丼が食べたい。今日はカレーを食べに来たんだと思い出し、食べたい気持ちをグッとこらえ、「カレー丼」を注文した。

ふとテーブルを見ると、アルコール消毒が置かれていることに気付いた。3回プッシュし手になじませる。アルコール消毒もしたし、これでカレー丼を食べる準備もばっちりだ!

ボリュームたっぷりカレー丼

7分程でカレー丼が出て来た。おぼんには大きな丼にルーが並々と掛けられたカレー丼、細切りの蒲鉾とわかめが入ったお吸い物、キュウリの糠漬けと柴漬け、大根の小皿が乗せられている。

ルーをすくうとドロっとしていて重たい。口に運ぶとかつお出汁の風味が広がる。辛さはマイルドだが少し後から辛さが出てくる。しかし辛口ほどではない。具はシャキシャキ感を残した玉ねぎと厚みのある豚肉。豚肉はごろっとしていて食べ応えがある。ライスはルーの下に敷かれているが程よい硬さがあり量がたっぷり入っている。

自家製の味

キュウリの糠漬けは自家製のようで、よく味が染みていて美味しい。柴漬けは歯ごたえと甘みがある。漬物の甘い味わいは結構好きだな。大根もさっぱりしていて美味しい。一通り食べたところでお吸い物を一口。薄味だが、カレー丼や漬物に合う。このホッとする感じが堪らない。カレー丼、漬物と交互に食べ進め、最後は一気にお吸い物を飲み干し完食。今日のカレー丼も美味しかった!!老舗の味を堪能出来て大満足!!
ご馳走様でした。

 

店名:浅野屋 本店 
住所:東京都千代田区内神田2-7-9 浅野屋ビル 1F
営業時間:[月~金]11:00〜15:00/17:00〜21:30、[土]11:00〜14:00
定休日:第一・三土、日、祝日
アクセス:JR線「神田」駅より徒歩4分