大村庵 |東京都豊島区(最寄り駅東京メトロ有楽町線「雑司ヶ谷」駅)

今日は雑司ヶ谷に来ている。雑司ヶ谷と言えば鬼子母神。みなさんは鬼子母神の由来はご存じだろうか?漢字を見ると何となく怖いイメージを抱いてしまうが、それはあながち間違いではなさそうだ。鬼子母神は元々インドの女神で子供が千人ほどいたが、近所の子供を食べてしまうので、仏がそれを見かねて教化し、仏にしたことが始まりらしい。今では安産祈願で有名だが、昔は子供を食べていたなんて驚きだ。インドの神様は完璧な善でなく、悪いところもあり、どこか人間らしい。
インドと言えばやっぱりカレー!時間もいい時間になって来たので、カレーを食べに行こう!目白通り沿いに蕎麦屋があるので、そこで「カレーライス」でも食べようかな。有楽町線の雑司が谷駅3番出口を出て、目白通り沿いを3分程歩くと目的の「大村庵」が見える。

タヌキも一緒にコロナ対策

マスクをしたタヌキがお出迎え!タヌキにまでマスクとはコロナ対策は、ばっちりの様だ。暖簾を潜り入店。4人掛けテーブルが4つと、こじんまりとしているが、清潔感のある店内は心地がいい。昼時ともあって賑わっているが、通された席は4人掛けの席。少し申し訳ない気持ちになりながら座った。

粋な心遣い

テーブルに一輪挿しが!昔なんかは飲食店でも花が置かれているところが多かったが、最近は殆ど見かけない。花には癒しの効果があるというが、見たら何となくほっこりする。営業でまわっていると心が疲れることがしばしばあるのでこういうのは嬉しいものだ。テーブルのメニューを確認。ここは「カレーライス」はなく、代わりに「カレー丼(950円)」があるようだ。店員を呼び、「カレー丼」を注文した。

カレー丼が出てくるまで10分ほど時間がかかった。ここは高齢の先輩が一人で配膳をやっているので全体的にサービス提供がゆっくり。

純和風カレー丼

出て来たカレー丼はおぼんに乗せられ、漬物と味噌汁が付いてきた。品よく盛られたルーは餡かけのような絶妙なとろみがついていて、出汁の香りが食欲をそそる。

具は厚めに切られた豚肉と長ネギ。
まずは一口。出汁が香り、旨味たっぷりの豚肉は程よい弾力と歯ごたえがいい。

シャキシャキの食感が残った長ネギは食感のアクセント。玉ねぎも好きだが、やはり出汁に合うのは長ネギ。美味しい!

主役を引き立てる脇役

カレーの風味や辛さは皆無なので、出汁のきいた豚丼のイメージが近い。さっぱりしているので軽く食べられてしまう。箸休めの漬物は、キュウリ、ニンジン、たくあん。どれも厚みがありパリパリという食感が心地いい。

味噌汁はわかめ入りで定番の味。全体的にボリュームが少な目なのであっという間に完食!「もり蕎麦」追加!と、いきたい所だが、美味しさの余韻に浸りたい気持ちもあるので今回は我慢。
さて午後も仕事頑張るぞ!
ご馳走様でした。

 

店名:大村庵 
住所:東京都豊島区高田1-37-9
営業時間:[月・火・水・金・土・日・祝]11:00~15:00 、16:30~20:30
定休日:木曜日
アクセス:東京メトロ有楽町「雑司ヶ谷」駅徒歩3分