冠着|東京都豊島区(最寄り駅JR山手線「大塚」駅)

今日はふらっと大塚に来てみたが、そろそろ昼時。お腹も空いてきた。この辺でランチが食べられる店を探すか。セブンイレブンを過ぎ、「ピカソ」の隣に年代を感じさせる立派なビルがあった。ふと見ると「信州そば 冠着」と書かれた看板が出ている。こんなところに蕎麦屋があったのか。しかも信州そば!毎日のように蕎麦屋に行くが、信州そば屋は殆ど入らないので今日はここにしよう。奥へ進むと、入り口があった。少しわかりづらい入口には「テイクアウトOK」と書かれた紙が貼られている。手書きの暖簾が気合十分といった感じだ。いざ入店。

大塚のゴールデン街

なんだか、裏口から入ってしまったように感じる雑多な店内。席同士がかなり窮屈でゴールデン街のスナックみたいだ。入店したが、店員は私に気づいているものの、いらっしゃいませも言わない。しばらく立っていたが何も言われないので入り口近くのカウンター席に座った。初見なので説明してほしいのだが、厨房の店員も配膳の店員も無言だ。もしかしてコロナの感染対策のために無言なのだろうか。こんな無視されてるような空気は初めてだ。とりあえずと、テーブルに置かれているメニューを見ると、「ランチだけのミニ丼セット750円」と書かれている。どうやら「カレー丼」や「カレーライス」の単品はなくセットのみの様だ。そばと「カレー丼」のセットにしよう。店員を呼び注文を伝えると「蕎麦の種類は?」とかなりぶっきらぼうな対応。田舎そばと更科の2種類から選べるようなので「田舎そば」を選択。

まさかの!!!

ランチセットを待っているとレンジの「チン」という音が聞こえた。「ガチャン」というレンジを開ける音とともにカレーの香りが流れて来た。これはもしや…レトルトカレー?正直100歩譲ってレトルトカレーはしょうがない。だけどレンチンはやめてほしい。せめて湯煎で温めてほしかった。3分程するとお茶碗に入ったカレー丼?カレーライス?が出て来た。そこから4分ほどで蕎麦が出て来た。まぁー期待はしていないが一口。水分たっぷりのライスが、ルーがしみ込む前からびしゃっとしている。ルーは家で食べたカレーと味が似ている。根菜とは思えないほどに柔らかい人参の甘さが際立っている。正直、美味しくないカレーを食べるよりレトルトの方がいいが。やはりがっかり感はある。

白い田舎蕎麦

田舎蕎麦は想像していたよりもだいぶ白く、小諸そばの蕎麦とよく似ている。蕎麦を一口。太めの蕎麦だが、しっかりと茹でられ歯ごたえとコシがなく蕎麦の香りがない。これが信州そばなのか?田舎蕎麦はワイルドな蕎麦の香りがあってこそなのだが…たまたま私の口に合わなかっただけなのか。せっかく頼んだことだし、もう一口食べるかとすするとやはり蕎麦の香りがなく小麦粉の香りがした。そういえばお冷をもらってなかったなと思い、「お冷下さい」と言うと、無言でカウンターの隅を指さす。どうやらセルフのようなのだが、そんな説明もないし、何より無言で、感じが悪いなと思ってしまった。

初未完食

べちゃっとしたライスが苦手なので、頑張ってみたのだがカレー丼を完食できなかった。それでも、ライス以外のルーだけはしっかり完食。信州そばの店ということでかなり期待したのだが、がっかり。今日はカレー運がなかったようだ。
ご馳走様でした。

 

店名:冠着
住所:東京都豊島区北大塚2-2-2 ランドマークビル 1F
予約・問い合わせ先:03-3576-3015

営業時間:11:00~14:00、17:00~02:00
定休日:不定休
アクセス:JR山手線「大塚」駅 徒歩1分