高田屋 麹町得水ビル店 |東京都千代田区(最寄り駅 東京メトロ有楽町線「麹町」駅)

今日は営業で麹町に来ている。麹町と言えばカレーの老舗アジャンタが有名だが今日の気分は「蕎麦屋のカレー」。時間も丁度12時。「カレーライス」が食べられそうな蕎麦屋を探してみるか。そう思った途端に「北前そば高田屋」の看板が飛び込んできた。
これはついてるぞ!!場所は麹町駅の1番出口出てすぐの地下。一目散に「北前そば高田屋」を目指す。階段を降り、狭い入り口扉を開け入店。狭い入口と反して店内は広々としていてとても清潔だ。中央のカウンターは高級焼き鳥店のように厨房が見渡せるようになっている。この雰囲気は初めてだ!!

ごま推し

50席ほどあるが殆ど満席の状態。通された席に座りテーブルのメニューをみる。

やたらごま推しのようで「ごま」が付くメニューが揃っている。ゴマは抗酸化作用があるので私の様な中年にはピッタリの食材だ。若返ったら嬉しい。ごま蕎麦は、そばつゆがゴマダレではなく、蕎麦自体に黒ゴマが練り込まれている様だ。ここは郷に入っては郷に従え精神で「ごまそばとカレー丼のセット(968円)」を選択!店員を呼び注文した。

緑のキュウリ

6分ほどで「ごまそばとカレー丼のセット」が運ばれてきた。セットだが、カレー丼も、蕎麦もミニサイズ。ボリュームはあまりなさそうだ。蕎麦はゴマが入っている分普通の蕎麦より黒め。付け合わせは不自然な緑色に着色されたキュウリの漬物。色が毒々しい。福神漬けが好きな私だが、人口着色料は好きではない。ただ、赤や、黄色、オレンジなんかの暖色はそこまで抵抗がないが、青や緑などの寒色はかなり抵抗がある。

不完全燃焼

まあそれは置いておいて、メインのカレー丼のルーを一口。何となくレトルトのようなコクのない味がする。具には歯が無くても食べられそうなほど柔らかいニンジン、長時間煮込まれて味と食感がなくなった牛肉とジャガイモが入っている。カレー丼らしい出汁の風味もとろみもなく、カレーライスの方が近い。考えた私は蕎麦用のつゆを徐にルーへ混ぜてみた。一口食べてみると案外悪くない。これならいける。麺つゆがコクと深みを出し、まろやかな旨味に変化した。そばはごまそばとなっているが思ったほど香りがなく黙っていれば普通の蕎麦の様だ。感動的な出会いはなかったがこれはこれで店の個性。欲をいうと、もう少し存在感のある肉が欲しかった。少し文句を言いながらも全て完食した。完食はしたが大食漢の私にはやはり物足りなかった。これからもう一軒「梯子蕎麦」でもしようか。
ごちそうさまでした。

 

店名:高田屋 麹町得水ビル店 
住所:東京都千代田区麹町3-5 麹町得水ビルB1F
営業時間:[月~金]11:00~23:30[土]11:00~22:30
定休日:日曜日
アクセス:東京メトロ有楽町線「麹町」駅徒歩3分