満留賀 (まるか)|東京都豊島区(最寄り駅 JR線「池袋」駅)

今日も暑い。最近は夜になっても暑さが続くので体が疲れをため込んでいる。こんな時は「カレーライス」を食べて体をすっきりさせたい。しかし内臓も疲れているので優しめのカレーが食べたい。そんな訳で「蕎麦屋のカレー」を目指すことにした。帰り道に池袋駅を通るので途中下車して昭和44年創業の「満留賀(まるか)」を目指す。池袋駅の東口を出て、北に大通りを進むと交差点の角に「満留賀(まるか)」見えてくる。

店に着き店内に入ると席に案内された。席に着きメニューを確認。お目当ての「カレー丼(880円)」を注文する。

縁起物が見守る店内

コロナ禍の平日19時台にしては店内は賑わっていた。一人客用のテーブルは来た時4名ほどが座り、そのほか個室や4人席が複数あり、ある程度埋まっている。コロナ対策として入り口に消毒液、対面のカウンター席にはビニール仕切りと間の席が使えないようになっている。また隣の席との間にプラスチック板のしきりがある。店内を見回すと老舗の貫禄を醸し出す亀が壁に掛かっている。亀からして年季が入っている。きっとこの亀はオープン当初から店にいるのだろう。

やっぱりカレーは具だくさんが嬉しい

5分程でカレー丼が出て来た。あれ?黄色いぞ!かなり黄色い!ここまでの黄色いカレーは珍しい。しかも蒲鉾らしき紅白の練り物が入っている。今まで食べたカレー丼の中で1番具が多い印象。たいていが豚小間とたまねぎのスライスのみだがあまりに具が多いので、見た目だけでテンションが上がってしまった。値段は蕎麦と同じくらいするのに賄いのようなカレー丼を出す店が多い中、こういう具だくさんなカレー丼を出す店は貴重だ。

蒲鉾との出会い

カレーの付け合わせには、たくあんとキュウリの漬物、油揚げとわかめが入った味噌汁が付いてきた。具には長ネギ、豚バラ肉、蒲鉾が入っている。蒲鉾が入っているカレー丼は初めて!なるほど「和風」だ。今まで出汁が入っていて味が和風な「カレー丼」を食べていたが具が和風なカレー丼は初めてだ。長ネギと蒲鉾はルーとの相性がよく美味しい。計算された和を感じる。豚バラはルーに負けないくらい旨味がある。少し肉が少ないのが気になるが全体的にボリュームがあり味もまとまっている。そもそも出汁が美味しい。ルーには片栗粉が入っていてみたらしのようにとろっとしている。味噌汁は塩味が控えめで飲みやすくそれがカレーによく合うのだ。蕎麦屋のカレーでバランスがとれている店はなかなかない。池袋駅から5分と少し歩くが、カレー丼を食べにいくだけでも価値があると思う。

 

店名:満留賀 (まるか)
住所:東京都豊島区東池袋1-36-3 池袋陽光ハイツ 1F
営業時間:11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日:日曜日
公式:http://www.u-idesign.com/maruka/
アクセス:JR線「池袋」駅より徒歩5分