カレー専門店 クラウンエース 上野店|東京都台東区(最寄り駅 JR線「上野」駅)

今日は湯島の「クローバー」で刺激的なカレーを食べたが、急に落ち着く「カレーライス」が欲しくなったので帰る方向も考え上野駅に近い「カレー専門店 クラウンエース 上野店」に行くことに決めた。昔から存在を知っているが女性一人で入りずらい雰囲気を出していて避けていたので今日は勢いで訪問してしまおう。居酒屋が多い上野・アメ横エリアで、はしご酒ならぬ「はしごカレー」をやる。これはカレー好きでもやる人は少ないだろう。

御徒町駅方面から来たので「アメ横」から線路を挟んだ「御徒町駅前通り」を上野駅方面に歩くと、左側に「カレー専門店 クラウンエース 上野店」が見えてくる。

ちなみに上野駅側から行くと「御徒町駅前通り」すぐ右側に見えるので上野駅から行くと便利だ。

スルー出来ない存在感

「カレー専門店」という看板を出し、昭和48年創業とかなり安心出来る。外観からして年季が入っているのが分かる。ザ・昭和なのだ。このレトロ感が実にいい。

エース級の早さ!!

店内に入るとすぐ左に食券機が置かれていてそこで券を買うのだ。ここの一番人気は「カツカレー」との事なので「カツカレー(500円)」を注文することにした。買った食券を店内奥の厨房スタッフに渡し、待つこと1分ほどで出て来た。小さめのカツが乗っていて美味しそう!香りもいい!福神漬けは乗っておらず、セルフで入れるようだ。冷水器の横にらっきょと福神漬けが置かれていたが、よそるのが面倒なのでそのまま席を探すことにした。壁沿いの席には椅子があり、空いていたので座ることにした。店内中央に席があるが、そこは立ち食い席になっている。

コクのビーフカツカレー

茶色とも黄色ともいえない褐色のどっしりとしたカレー。ライスはつやつやで美味しそう。まずはルーを一口。大人が納得する程度の程よい辛さがあり、牛の旨味を感じることができる。ベースはビーフカレーと見た。次にカツを頂く。うん?二度揚げしたような食感がするぞ。外はかりかり、中はぱさぱさ。カツは要らなかったと思ったが、ルーそのものは非常に美味しい。たとえお腹が空いていなくても美味しく食べられる優秀な味。入っている牛肉は具としての存在はないがルーに溶け込んでいるため隠し味として存在している。それが良さなのだ。

よく溶けているため、コンビーフのようになっている。ビーフカレーにごろっとした塊肉が入っていたらきっと空腹でないと食べる気は起きないだろう。しかし、具として肉が無ければ小腹が空いたなという時でも食べられる。物足りなかったらトッピングすれば解決する。実に勝手がいい。「ココイチ」や「上等カレー」のような具なしカレーを出しているところはルーに旨味があり具が無くても美味しい。ここも同じようにルーだけでカレーが成立する。要するに完璧なルーなのだ。個人的な評価として500円なのに凄く美味しかった。500円にしては美味しいでは無く、500円なのに美味しいという表現がピッタリだ!!

大衆店のプライド

何十年もお値段据え置きで企業努力をしているし、コロナやなんやで大変な時代だがずっと続いて欲しいと思った。そして「おっさん」が多いイメージだったため避けていたことを後悔。確かに中年男性が多かったが、恥ずかしさを捨てていればもっと早くこの店に出会えていたのに。上野に来たらまた行きたい。

 

店名:カレー専門店 クラウンエース 上野店 
住所:東京都台東区上野6-12-11
営業時間:110:30~19:00
定休日:水曜日
アクセス:JR線「上野」駅より徒歩2分