カレー クローバー|東京都台東区(最寄り駅 東京メトロ 千代田線「湯島」駅)

湯島といえば「湯島天神」。学問祈願で誰でも一度は訪れたことがあるだろう。湯島にはどら焼きで有名な「うさぎや」、ゴーフルで有名な「上野風月堂」、ミシュランで星を獲得している「くろぎ」のカフェ「廚 otona くろぎなど名店が多い。そんなグルメの街湯島に「体にやさしいカレー」を出す「カレー クローバー」がある。最近外出が多く暑さで疲れてたのでこんな時は体に優しい「カレーライス」が食べたい。

見落とさないように注意

千代田線湯島駅6番出口から徒歩1分ほどの場所にあり、黒門小学校からすぐ。オフィスビルの2Fにあるため知らなければスルーしてしまいそうな外観。同じビルの1Fも似たような雰囲気の飲食店が入っているので間違えて入りそうになる。2Fに上がると、コロナ対策用の消毒液と最近よく見る虹色ステッカーが張られている。ここなら安心して「カレーライス」が食べられると確信し、店内へ入る。夜の部オープン直後ということもあり、店内には客はおらず、妙齢の女性と男性が切り盛りしていた。着席してすぐ、一押しの「クローバーカレー(850円)」を注文。ここはカフェのようにそのまま店員に注文するスタイルだ。注文後すぐ、キンキンに冷えたレモン入りのお冷を持ってきてくれ、外の暑さを忘れさせてくれた。5分程待つとカレーが運ばれてきた。

予想外の刺激

さらさらしたルー。油はほぼない。ボリュームは普通かな?ライスとルーは別盛。口に入れる前の香りは玉ねぎの香りがする。美味しそう!早速食べてみよう。まずは一口。うん?クローブの香りが強烈!!!玉ねぎの香りは後半で感じられる。味というよりは香りが先に来るため香りが強烈でまったく辛さへ意識がいかない。

このカレーは辛いのか辛くないのか分からない。そして特筆すべきは「苦み」。とにかく苦い。後に残る苦みでないのが救いだが苦いのだ。酸味も強く深みが無い。一晩おけば深みは出るだろうが、とげとげした味が続くため食べ続けるのに結構つらい。

苦みと酸味と香りの暴走カレー

「体にやさしいカレー」とはこういう味なのか?同じ湯島の「デリー」の「コルマカレー」と似ているが、コルマカレーから旨味とマイルドさをとった感じの味わい。クミンやクローブなどの香りが強いスパイスをふんだんに使っているため口の中で香りが暴走する。「香りの暴走カレー」といったところ。ライスはつややかに輝いていて甘みがあり美味しい。鶏モモ肉は大きくプリっとしていて食べ応えがある。付け合わせのサラダもフレッシュで美味しい。

アチャールは前日仕込んでいた物の残りの様で玉ねぎの水分が漬け汁に入り、味が薄くなっていたのが残念だった。総評として万人受けはせず、好きな人にハマる上級者向けのカレーだった。私としての結論はカレーに苦みは要らない。
ご馳走様でした。

 

店名:カレー クローバー 
住所:東京都台東区上野1-12-9 2F
営業時間:11:30~14:30(L.O.14:15) 17:30〜22:00 L.O.
定休日:日曜、祝日
公式:http://www.curry-clover.com/
アクセス:東京メトロ千代田線「湯島」駅より徒歩1分