正兵衛 |東京都豊島区(最寄り駅JR山手線「大塚」駅)

今日は営業先への訪問があり、事務所から近い大塚に来ている。大塚は私の中では美食の街となっている。それも有名なカレー屋が多いからだ。大塚に来るとわくわくしてしまう。

再開発が進む大塚だが、名店はずっと残してほしい。

すでにかなり進んでいるが、工事予定の看板があるということはまだまだ開発途中のようだ。来年にはこの辺りの景色が変わっているんだな。

ジブリ感溢れる看板

そろそろ昼時なのだが、今日はここに行くと決めている訳ではなく、ただ、今日もカレーが食べたい。なので、開拓も込めて少し歩いてみようか。そう思い、北口交差点方面へ1分程歩くと、R&Bホテルの隣に千と千尋の神隠しのような色遣いの看板が目に入って来た。看板に「蕎麦」と書いてある。この外観で蕎麦屋か。と、いうことはカレーもあるかもしれない。そう思い店内にると、主張が強い看板の印象とは対極な質素な空間が広がっていた。

こじんまりして穴場な居酒屋っぽい雰囲気がなんとも言えない。きっと夜は居酒屋営業がメインなのだろう。

空いてる席に着席し、テーブルのメニューを見た。「カレー丼(800円)」を発見。やはりカレーとなると私のアンテナは正確なようだ。店員を呼び注文した。

文字だけのメニューもあるが、写真付きのメニューは頼みやすい。

サービス満点溢れ出しそうなルー

7分ほどでカレー丼が運ばれてきた。丼には溢れんばかりにルーが盛られ、ネギと豚肉がたっぷりと入っているのが分かる。艶のない茶色のルーがより重厚感を出している。具が殆ど入っていないカレー丼もあるが、具だくさんのカレー丼はやっぱり嬉しい。ちなみに言ってしまうと、具のないカレー丼ほど何故か価格が強気だったりする。少ない玉ねぎと薄い豚バラ4枚で1000円の所もあるのだ。具が多いと職人の意地とプライドを感じる。言葉では語らず、背中で語る的な。付け合わせには、きゅうりと人参の漬物、お吸い物。
この組み合わせは鉄板と言ったところ。

スタミナ系カレー丼

まずはルーを一口。
にんにくの香りが突き抜け、後から鰹だしの旨味が感じられる。美味しい!出汁のまろやかさの中に、にんにくの力強さが活きていて、食べれば食べるほどに癖になる味わいだ。辛さはないが、物足りなさはない。具の玉ねぎは2種類の食感があり、柔らかく完全に火が通ているものとシャキシャキ食感のもの。シャキシャキタイプはアクセントになっている。豚肉は旨味があり食べ応え十分。ライスは固めに炊かれていてルーを吸い込むと程よい感じになる。実にバランスがいい!漬物は程よい塩加減でパリパリとした食感が心地いい。やっぱりカレー丼には漬物が合うな。パクパクと食べ綺麗に完食!!〆は冷たい麦茶!お冷もいいが、麦茶は落ち着くな。
大塚は美味しい店が多いが、さすが大塚!
次回はカレーライスを食べに名店「カッチャル バッチャル」に行くか、それとも「やっぱりインディア」に行くか。悩ましいが、大塚に来る時の楽しみにしたい。
ご馳走様でした。

 

店名:正兵衛
住所:東京都豊島区北大塚2-14-2
営業時間:11:30~15:00、17:00~23:30
定休日:日曜日
アクセス:JR山手線「大塚」駅徒歩1分