蔦や|東京都豊島区(最寄り駅JR山手線「大塚」駅)

最近お気に入りの都電さくらトラムは発車するときの「チン」という音がまた何とも言えない。JR線なんかだと駅ごとにメロディーが変わるが、それも電車に乗るときの楽しみになっている。その駅や、土地にゆかりのあるテーマが流れていたりするので土地や駅を知るきっかけにもなっている。気になっている「蕎麦屋のカレー」が大塚に2件あるので今日は「はしご蕎麦屋」をする予定だ。朝食抜きで調整もした。体調はばっちり!今日も「東池袋4丁目」からさくらトラムに乗り「大塚駅前駅」で降りる。11月も後半戦。肌寒い日が多くなってきて、すっかり冬の気配だ。サンモール商店街を左に行くと少し坂道になったところの途中に「蔦や」はある。

断然セットがお得

お、老舗っぽい外観!間口が狭い。これは期待できるぞ。早速入店。昼時だが4割ほどの入り。入り口近くにはカウンター席、店内中央にはテーブル席、奥にはお座敷と変わったつくりだ。空いていた4人掛けのテーブル席に着席しメニューを確認。「カレー丼セット(もりそば、かけそば)」が1000円、「カレー丼」単品が970円。ええ!セットと単品で30円しか変わらないのか!ここは「カレー丼セット」を注文するのが正解だが、次も控えているので、泣く泣く「カレー丼」を注文。10分程待つと「カレー丼」が出て来た。

江戸っ子の塩加減

単品だが充実した内容。カレー丼、お吸い物、漬物の3点がおぼんに乗せられている。漬物はキュウリと蕪、お吸い物にはネギとインゲン豆薄い茶色いルーは少し透明感があり餡掛けの様だ。具は鶏むね肉が薄くスライスされたものが入っている。鶏むね肉を使ったカレー丼は今回が初めて。
まずは一口。うーん塩気が強い。
とろんとしたルーは片栗粉と小麦粉両方を使っているようだ。出汁が入っているのかもいるのかもしれないが、しょっぱさの印象が強すぎてなかなか味わうに至らない。

中和させるためにお吸い物を流し込む。あれ!こっちも塩気が強いぞ。

漬物はどうだろう。キュウリをパクリ。しょっぱい!どうやら糠漬けの様だが、古漬けのような酸味が出てきている。白米に合いそうな主張が強い塩気。どれもしょっぱいのでルーのかかっていない白米を探しながら漬物と食べ進めていく。

他のカレー丼と一線を画す

殆どの店のカレー丼は何となくボヤとした味が多いが、ここは塩気が強い分キリっとしたカレー丼なのだ。言いようによっては悪く聞こえるかもしれないが、このしょっぱさが個性でありいいところ。しょっぱいカレー丼も結構好きなのだ。ある意味蕎麦屋らしいカレーではないだろうか。
ご馳走様でした。

 

店名:蔦や
住所:東京都豊島区南大塚3-51-6
営業時間:[月~土]11:00~15:0017:30~21:00
定休日:日曜
アクセス:JR山手線「大塚」駅 南口徒歩2分